スクデットの奪還を目指し、大型補強を図るシモーネ・インザーギ率いるインテル。守備陣では、3バックの一角となるセンターバックの獲得を目指しており、2019年夏から2シーズンにわたってボローニャで活躍した日本代表DF冨安の名前が囁かれている。
『Gazzetta dello Sport』は5日、冨安を巡るインテルの動向について伝えている。現時点でCBの補強は「インテル補強の優先順位で最後」だが、「インザーギは“ダルミアン”の役割を務められる“ブラッチェット(3バックの両脇のCB)”を獲得して守備ラインを完成させる必要がある」とみられる。
インテルは当初、アタランタに所属するメリフ・デミラルの獲得を検討していたが、前線の補強候補であったジャンルカ・スカマッカのベルガモ行きが濃厚となったことで「インテルとアタランタの関係悪化のリスク」が浮上。デミラル獲得から撤退する可能性がある。
そんな中、「(ジュゼッペ)マロッタCEOと(ピエロ)アウジリオSD(スポーツディレクター)の頭の中でお気に入りの名前は元ボローニャの日本人選手トミヤス」とされている。ただ、アーセナルDFの獲得への「道のりは簡単ではない」。イタリア紙は、その理由として移籍の形式を挙げている。
「トミヤスはガナーズにとって放出不可ではないが、これまで期限付き移籍に応じていない」と指摘。アーセナルが「DFの完全移籍での獲得を求めている」一方、「インテルはレンタルよりも踏み込んだ獲得を望んでいない」と説明した。しかし「獲得への道は決して閉ざされたわけではない」とも補足している。
さらにイタリア紙は、冨安に代わる代替候補として、チェルシーでベンチを温めている24歳DFトレヴォ・チャロバーが検討されていることも伝えた。
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