今夏、サウジアラビアのアル・アハリへ移籍したセルゲイ・ミリンコヴィッチ＝サヴィッチの後釜として、ローマの古豪ラツィオにフリーで加わった鎌田大地。現地時間13日、セリエA開幕前の最後の親善試合となるラティーナ戦（9-0）で実戦デビューを飾ると、49分には左足ボレーを叩き込み、初ゴールもマークした。
イタリア紙『Corriere dello Sport』は、鎌田のほか、同じく今夏にラツィオへ加わったグスタフ・イサクセンやバレンティン・カステジャーノスらに言及。「新戦力が結果を残す、全員がすぐさまゴール」との見出しをつけ、「カマダとイサクセンがビアンコチェレステ（白・水色の意味でラツィオの愛称）で初めての歓喜」などと綴って活躍ぶりを伝えた。
「カマダはまだ、コンディションが輝かしい状態とは言えないはずだが、サプライズで先発すると、メリーゴーランドを動かした」と指摘。ラツィオの6点目の得点シーンにおいて、「完璧なタイミングで飛び出し、ゴール隅に左足ボレーを決めた」と賛辞を贈った。さらに「必要不可欠なボールタッチを見せ、ミスはほとんどなかった」とパフォーマンスを評価した。
イタリア紙はまた、「未来のラツィオはどのように生まれるのか…（クラウディオ）ロティート（会長）の戦略」との見出しの記事においても、鎌田にスポットライトを当てた。今夏、「UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）で戦える選手、ミリンコヴィッチと同レベルかそれに近いビッグな選手」の獲得を求めていたサッリ。ロティート会長から「ミリンコヴィッチの後継者」として日本代表MFの名前を提案されると、「ラツィオにフリーでやってくることなど信じておらず、目を見開いて、すぐさま『シー（はい）』と答えた」とみられることが紹介されている。
また「今後、長く続くはずの若いチームにおいて、上質なプレーと得点力、経験値をもたらしてくれるだろう」と日本代表MFに期待を寄せた。
放送・配信予定
- レッチェ vs ラツィオ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年8月21日（月）日本時間3:45
- 解説：林陵平 実況：八塚浩
- 会場：スタディオ・コムナーレ・ヴィア・デル・マーレ
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