昨シーズンにルチアーノ・スパレッティ指揮下で33年ぶり3度目となる悲願のスクデットを獲得したナポリ。トスカーナ人指揮官の後任に就任したリュディ・ガルシアの下、セリエA2連覇を目指して新シーズンへ挑む。
そんな中、新指揮官のガルシアが『ダゾーン・イタリア』の特番「Dazn Heroes Maestro d’orchestra」に出演。情熱的なサポーターが集うナポリの印象を明かした。
「古巣のリールも長らく優勝を経験していなかったが、ナポリの情熱はそれを超えている。ナポリっ子たちにとって、カルチョとは宗教のようなものなんだ。ずっと、このままであって欲しい。私は好きだよ」
「リールで(2010-11シーズンに)優勝した後、チームを去ることもできたが、私は残った。なぜなら優勝すると、また同じ結果が得られると思うものだからだ。ところがそうはいかない。連覇するのはより難しいことだが、ナポリで昨シーズンのレベルを維持できるようにしたい」
続いてナポリ指揮官は、昨シーズンのセリエA得点王でもあるエースのヴィクター・オシムヘンに言及。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと比較しつつ、賛辞を贈った。
「オシムヘンのけん引力は常軌を逸している。彼は勝利を求めてチームを引っ張ってくれる。彼は少しクリスティアーノ・ロナウドと似たところがある。チームが大勝利を収めれば、大満足してチームメートたちを呼び、記念写真を撮りたがる」
「私はオシムヘンが好きだ。世界最強のセンターフォワードの1人であり、攻撃に専念してもおかしくない選手なのに、彼が守備に戻って必死にプレスをかけ、チームを助けようとする姿を見るのは素晴らしいことだ。それはこのチームのクオリティでもある」
Getty Images
さらにガルシアは、昨夏にナポリへ加入すると大ブレイクを果たしたジョージア代表の新星フヴィチャ・クヴァラツヘリアや、主将のジョヴァンニ・ディ・ロレンツォらに言及した。
「クヴァラはさらに大きく成長できるだろう。ボールを持った時の足元の技術は天才的で、彼のドリブルは見ていて素晴らしいものがある。ディ・ロレンツォは人間として偉大なクオリティを持っており、他者のことを考えている。だからこそ、彼はカピターノ(主将)であり、リーダーであり、模範なんだ。それに選手としても素晴らしい」
「私は通常、合宿の期間中に誰が私のチームのカピターノになるのかを決める。面談をし、チームとの様子を見たが、ディ・ロレンツォが私のカピターノとなることについて疑問は一切なかった。他にもリーダーはいるが、カピターノは彼しかいない」
(C)Getty Images
関連記事
● 【インタビュー】カンナヴァーロが語るナポリ愛、大泣きしたパルマ移籍やマラドーナとの思い出 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。