昨シーズンはルチアーノ・スパレッティの下、33年ぶり3度目となるスクデットを獲得したナポリ。今夏からフランス人指揮官のリュディ・ガルシアをチームに迎え入れ、セリエA2連覇を目指して新シーズンへ挑む。
ナポリの新指揮官は、日本時間20日に敵地で行われるセリエB覇者フロジノーネとの開幕戦を前に、記者会見の席で意欲を示した。王者ナポリは、今シーズンの優勝候補の一角となるが、ガルシアが自身の見解を語った。
「明日の試合が待ち遠しい。明日、本物の大会が始まる。フロジノーネは熱狂の翼に乗っていて複雑な対戦相手だ。ピッチでは、意欲の面で相手と対等にならなければならない。私はいつも通り、集中し、モチベーションを高めて穏やかな気持ちでいる」
「我々は優勝候補の1つとなるが、唯一の優勝候補ではない。ヨーロッパの5大リーグにおいては、必ずしも本命のチームが優勝するわけではない。素晴らしい補強を行ったチームもある。我々は全員がゼロからスタートすることになるが、トップチームの顔ぶれは、キム(ミンジェ)を除いてほぼ変わらない」
「すでに動きがわかっている選手たちを中心に据えることができるため、これは私にとって重要な要素と言える。ここには偉大な才能を持った選手、素晴らしいクオリティを持った人間がいる。全員が個人としてだけでなく、チームとしての視点で物事を考えられる素晴らしい選手たちだ」
「みんなが私に耳を傾けてくれるし、彼らの仕事には満足している。少し前に新加入の選手がやって来た一方、退団する予定だったが幸いにも残った選手もいる。言い訳は通用しない。準備して明日に臨みたい」
昨季の新星クヴァラは欠場へ
昨シーズンのセリエAで12ゴール13アシストをマークする躍動を見せたフヴィチャ・クヴァラツヘリアは、親善試合で負傷した影響により、開幕戦を欠場する。
「クヴァラは大事を取って出場しない。親善試合で打撲して練習を何度か休んだ。昨日の検査結果は悪くなかったが、彼はまだ違和感を訴えており、リスクは犯したくない。彼の代役として、左サイドでのプレー経験があり、PSVで重要な結果を残した(イルビング)ロサーノがプレーすることもできる」
「(エリフ)エルマスも、(ジャコモ)ラスパドーリもプレーできる。私はポリバレントになり得る選手たちを試しているが、これは私にとってポジティブなことと言えるだろう。ただ、先発がラスパになることは確実だ」
さらにガルシアは、キム・ミンジェの後釜となる22歳のブラジル人DFナタンや、スウェーデン代表MFイェンス・カユステら新戦力に言及した。
「カユステはヨーロッパでプレーしていたとはいえ、適応はやや難しいだろうし、ナタンは別の大陸からやって来た。2人とも100%の力を発揮できるようになるまで時間が必要になるだろう。それでも準備はできているはずなので、明日は先発する可能性もあるし、ベンチスタートとなる可能性もある。ナタンとカユステは高い意欲を持っていることを示さなければならない」
放送・配信予定
- フロジノーネ vs ナポリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年8月20日(日)日本時間1:30
- 会場:スタディオ・ベニート・スティルペ
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