今節、特に注目度が高かったのは清水と町田の上位対決だ。
試合は打ち合いの展開となる。先にゴールを奪ったのは首位の町田だ。4分にゴール前のこぼれ球を古巣対決となった高橋大悟が押し込みリードを奪うと、23分には右サイドからのクロスをエリキが巧みに合わせて2点目。首位チームが2点のリードを奪うことに成功した。
だが、清水がここから脅威的な追い上げを見せる。前半の終盤、44分にセットプレーの流れからGKが弾いたボールをカルリーニョス・ジュニオが押し込んで1点を返して後半へと向かうと、61分には自陣からボールを持ち運んだ乾貴士が思い切りよく右足のシュート。これが相手DFに当たりながらそのままゴールへと吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。
これで勢いに乗った清水は、84分に右サイドのクロスをチアゴ・サンタナが強烈なヘディングシュートで合わせて逆転。首位を相手に2点のビハインドから逆転勝利を収め、まさに「This is Football」を見せつけて大きな勝点3を手にした。
首位の町田が勝ち点を落とした中、2位のジュビロ磐田は遠藤保仁のCKにジャーメイン良が合わせたゴールが決勝点となりヴァンフォーレ甲府に勝利。東京ヴェルディはいわきFCを相手に最後まで得点を奪うことができず、スコアレスドローで一歩後退した。一方、モンテディオ山形はロアッソ熊本に快勝し、5連勝でプレーオフ圏内の6位に浮上している。
また、残留争いの直接対決となったのが徳島と山口の一戦だ。試合は21位に沈んでいた徳島が主導権を握っていく。
6分に右からのクロスを白井永地がうまく合わせて先制点を奪取すると、26分にはこぼれ球を回収した西野太陽がドリブルで仕掛けて左足を一閃。DFに当たりながらもゴールネットへ決め切り、理想的な展開で前半を折り返すことに成功した。
後半は山口が終始主導権を握る展開となるが、徳島は打開策として新戦力の永木亮太らを投入して堅固な守備を形成。最後は5バック気味の形で相手の攻撃を跳ね返し続けた。徳島は無失点で逃げ切り11試合ぶりとなる貴重な勝点3をゲットし、降格圏から脱出。一方、山口は21位に順位を下げている。
■J2リーグ第31節 結果
いわき 0-0 東京V
水戸 1-1 秋田
甲府 0-1 磐田
清水 3-2 町田
仙台 1-0 大宮
山形 2-0 熊本
千葉 3-2 藤枝
岡山 1-0 大分
長崎 1-2 栃木
群馬 中止 金沢
徳島 2-0 山口
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