今回は3つの事象をピックアップ。その中で注目したのが、J1第24節京都サンガF.C.対北海道コンサドーレ札幌の61分、62分の場面だ。
まずは61分、ボールがサイドに流れた際に福田心之助と青木亮太が激しく接触したところで主審がホイッスル。主審は両選手を呼んで落ち着かせたものの、リプレイで見ると青木が福田の足を蹴るシーンが映っていた。さらにその1分後、原大智がボールをキープした際に札幌にファウルのジャッジ。これもリプレイで見ると、原にプレッシャーをかけた中村桐耶が左の太ももの裏を蹴ってしまっていた。この二つの場面、どちらもイエローカードが出なかったが、その判定が妥当だったかを議論した。
林氏は最初の場面について「笛が鳴った後に青木選手がコンタクトの強さではそんなに強くないが、あの行為をしてしまったところに関してはイエローカードが出ても仕方ない」としつつ、そもそも最初にホイッスルを吹いたフィジカルコンタクトがノーファウルだったのではないかと疑問を呈した。2つの目の場面ではボールに向かっていたどうかは疑問とし、「最低でもイエローは出ると思う」と口にした。
続いて土屋氏は、最初の場面に対して「当たり負けした際にいろいろな感情が湧いたと思う」と主張。その上で、青木の行為は「カードを出すべきだった」と見解を明かした。2つ目に関してはレフェリーの見えない位置だったのではと推測し、「ちょっと自分の中でセーブしていたと思うが、危険なプレーだと思う」と述べた。
二人の意見を聞いた元国際審判員の家本政明氏は最初の場面について「ノーファウル」であると強調しつつ、青木の行為に関しては反スポーツ的行為で警告も理解できるが、主審が見せたようなマネジメントでも十分に受け入れられる対応だと明かした。
2つ目にしては、もし最初に青木にイエローカードが出ていれば、この場面における青木のプレーも2枚目のイエローカードが出ていた可能性があると説明。中村のプレーに関しては「主審は絶対に見えない」としつつ、「乱暴な行為にまではいかないのでVARは関与できない」中で副審がどこまで見えたかによると状況を解説した。
最終的には「一つのシーンで懲戒罰に値するプレーが二つ起きた珍しい事象」と印象を明かしている。
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