上位勢が軒並み勝ち点を落とす週末となった。
首位の横浜F・マリノスは、敵地で横浜FCとの横浜ダービーに臨んだ。試合を先に動かしたのは横浜FM。9分にセットプレーからアンデルソン・ロペスがヘディングシュート。これがゴール左に決まり、首位チームが先手を奪った。
ただ、相手の猛攻を耐え忍んだ横浜FCが徐々に反撃していく。36分、左サイドのCKのクリアボールを林幸太郎がペナルティエリア外から思い切りよくシュート。これがゴール右に突き刺さり、横浜FCが試合を振り出しに戻すと、後半に入りさらに勢いを強め、52分にはゴール前の混戦から伊藤翔が豪快なシュートを沈めて逆転した。
これでゲームの流れを掴んだ横浜FCは62分にオウンゴールで突き放しに成功。終盤は相手の攻撃をうまく抑え、後半アディショナルタイムにはカウンターからダメ押しゴールを奪った。そのまま試合は終了。横浜FCが4-1で勝利し、残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、首位の横浜FMは悔しい敗戦となった。
2位のヴィッセル神戸は敵地でFC東京と対戦。試合は前半18分にディエゴ・オリヴェイラに決められ、先手を奪われる苦しい展開となる。
ただ、この試合は2度のVAR判定により13分と表示された後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。アディショナルタイム直前のプレーでPKのチャンスを得た神戸は、このPKを大迫勇也が沈めて同点。ただ、そのプレーから8分後、左サイドで猛烈なドリブルを見せたアダイウトンが相手をかわして豪快なシュートをゴール右に突き刺し、再び勝ち越しに成功した。
だが、これで試合は決着しない。ゲーム終了間近、ゴール前の浮き球を山口蛍が見事なボレーシュートでゴールネットを揺らすことに成功。土壇場で再び試合を振り出しに戻した神戸は、勝利はできなかったものの貴重な勝ち点1を獲得。FC東京にとっては痛い引き分けとなった。
この2チームを追う名古屋グランパスは、敵地でセレッソ大阪と対戦。上位対決は互いにサイドから迫力のある攻撃を繰り出してゴールに迫っていく。すると9分、毎熊晟矢のパスから右サイドを抜け出したレオ・セアラがクロスを入れると、中に入ってきた上門知樹が合わせて先制に成功した。
ただ、名古屋もすぐさま反撃。12分、右サイドを突破した森島司がクロスを上げると、逆サイドから走り込んだ森下龍矢が見事に合わせ切って同点に追いついた。
前半を1-1で折り返した中、後半に試合を動かしたのはC大阪だった。71分にペナルティーエリアの外で喜田陽のパスを受けた上門がドリブルで持ち運び左足を一閃。強烈なシュートを叩き込み、勝ち越し点を奪った。これで主導権を握ったC大阪は、88分にも北野颯太が決めて追加点。3-1で勝利したC大阪が上位対決を制している。
そのほか、上位を追う浦和レッズは湘南ベルマーレに勝ち切って勝ち点3を獲得。鹿島アントラーズも鈴木優磨の活躍などもありアルビレックス新潟を2-0で破り、上位を追走している。
■J1リーグ第25結果
湘南 0-1 浦和
鹿島 2-0 新潟
横浜FC 4-1 横浜FM
柏 0-0 広島
FC東京 2-2 神戸
川崎F 2-2 札幌
京都 2-0 福岡
鳥栖 1-1 G大阪
C大阪 3-1 名古屋
関連記事
● 【動画】”やべっち”が打ち合いとなった川崎Fと札幌の試合を現場取材「入った瞬間はびっくりして固まっていました」(スパチョーク) | やべっちスタジアム
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?