今節、特に注目度が高かったのは首位の町田に5連勝中の山形が挑んだ一戦だ。
先に試合を動かしたのは町田。17分にロングフィードに抜け出した藤尾翔太がボックス内で相手DFに倒されたとしてPKを獲得。これを藤尾自らが冷静に決めて先制点を奪った。これで勢いに乗ると、31分には沼田駿也の見事なシュートが決まって2-0。37分にはCKをミッチェル・デュークが頭で合わせ、町田が3点をリードして後半へと折り返した。。
後半に入り得点を奪うために攻勢を強めた山形だったが、堅固な守備を誇る町田の守備をなかなか崩すことができず。逆に74分、バスケス・バイロンによるクロス性のシュートがそのままゴールに吸い込まれて4点目。町田はさらに84分に藤尾が試合の大勢を決める5点目を奪ってタイムアップ。町田が山形を粉砕して首位を堅持した。
そんな町田を追うジュビロ磐田は、ジェフユナイテッド千葉戦で痛恨の敗戦を喫することになる。キックオフから50秒ほどで風間宏矢に狙い澄ましたミドルシュートを沈められて先制点を許すと、17分にはショートカウンターからドゥドゥに仕留められて2点目。さらに前半終了間際にはロングカウンターから日高大に決められて3失点を献上してしまう。
後半、気持ちを切り替えた磐田の猛攻が始まったが、61分、79分と途中出場の後藤啓介がゴールを沈めたものの、反撃はここまで。前半のうちに3失点を喫する苦しい展開の末に敗れた磐田は、町田との差が開く敗戦となってしまった。
磐田が敗れたことで勝てば自動昇格圏浮上のチャンスを迎えた清水エスパルスは、ブラウブリッツ秋田と対戦。前半はロングカウンターからチャンスを作るなど、秋田が迫力ある攻撃を見せていく。迎えた48分にはCKで鋭いボールを中に入れると、GK権田修一のパンチングミスがそのままゴールに吸い込まれ、秋田が先手を取った。
ただ、上位追走へ負けられない清水も反撃。73分にはセットプレーからMFカルリーニョス・ジュニオが頭で合わせて同点。試合を振り出しに戻し、そこから攻勢を強めていった。しかし、勝ち越し点は最後まで奪えず。勝ち点1を分け合う結果となった清水は連勝が「4」でストップし、昇格圏浮上とはならなかった。
そのほか、4位の東京ヴェルディ、5位の大分トリニータも敗れ、上位との差が離れる結果に。逆にV・ファーレン長崎は大宮アルディージャ戦で4-0と大勝を収め、5位に浮上している。
■J2リーグ第32節 結果
栃木 2-2 水戸
東京V 2-3 岡山
町田 5-0 山形
大宮 0-4 長崎
金沢 0-1 徳島
磐田 2-3 千葉
藤枝 中止 群馬
山口 3-2 甲府
大分 2-3 仙台
秋田 1-1 清水
熊本 2-4 いわき
関連記事
● 【動画】【週末J1まとめ】土壇場のゴールで神戸が貴重な勝ち点1。横浜FM、名古屋は敵地で勝利を手にすることができず | Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?