28日に行われたラ・リーガ第3節で、ビジャレアルとバルセロナが対戦。バルセロナに所属するU19スペイン代表FWラミネ・ヤマルが、その才能を存分に発揮した。
前半12分、早速ヤマルが見せ場を作る。バルセロナの左CKが右サイドに流れると、ボールを拾ったヤマルが左足で柔らかいクロスを供給。これをスペイン代表MFガビが頭で押し込み、バルセロナが敵地『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』で先手を取った。
16歳45日でアシストを記録したヤマルは、21世紀におけるラ・リーガ最年少アシスト記録を樹立。最早、バルセロナの攻撃のクリエイティブ性を担保する存在となったヤマルが、キャリアの序章で早くも勲章を手にした。
28日、バルセロナのクラブ公式サイトはヤマルの最年少アシスト記録について報道。「彼はその若さにも関わらず、冷静にファーポストにクロスを送った」とヤマルの落ち着き払ったプレーぶりを称え、後半終盤の76分に交代でベンチへと下がった際には「活躍に脱帽した『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』のスタンドからオベーションを受けたほどだった」とライバルサポーターも称賛の姿勢を示したことを伝えた。
ヤマルが新記録を樹立するまでの最年少アシスト記録保持者は、チームメートであるスペイン代表FWアンス・ファティ。ファティは、2019年9月14日に行われたラ・リーガ第4節のバレンシア戦において、16歳318日でアシストを記録していた。
なお、ヤマルはビジャレアル戦でゴールまであと一歩というシーンを複数回作り出している。56分にはペナルティエリア内の密集地帯で右足を振り抜き、シュートがクロスバーを直撃。71分には右サイドから中央にカットインする得意の形から放ったシュートがバーに弾かれている（このこぼれ球をポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが押し込み、バルセロナが4-3で逆転勝利）。
ヤマルが待望の初ゴールを決めるのも、そう遠い話ではないかもしれない。
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