30日、天皇杯準々決勝の4試合が行われ、準決勝へ駒を進める4強が出揃った。
唯一、J2クラブでこのラウンドに勝ち残ったロアッソ熊本とヴィッセル神戸の準々決勝で、ジャイアントキリングが巻き起こった。
試合は、60分に熊本がMF平川怜のゴールでリードに成功したが、87分、FWジェアン・パトリッキのゴールで同点。神戸も土壇場でJ1クラブの意地を見せ、延長戦に突入。ただ互いにネットを揺らせなかった延長線を経て、PK戦に入ると、神戸4人目のキッカーDF大﨑玲央のシュートが枠を捉えず、一方の熊本は最後のキッカーを務めた平川がしっかりと枠に沈め、熊本が3度目のJ1撃破でクラブ初となる4強へ勝ち進んでいる。
またデンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟と川崎フロンターレの準々決勝もPK戦までもつれる死闘となった。
前半にFW谷口海斗のゴールで新潟が先制したが、後半に川崎FがMF家長昭博のクロスをMF瀬古樹のゴールで追いついて延長戦に突入する。ただそこからも互いに一歩も譲らない激しい攻防が続く。
延長後半3分にFW山田新のゴールで川崎Fが逆転したかと思えば、延長後半のアディショナルタイムにDF早川史哉のゴールが生まれ、新潟が土壇場に追いついてPK戦に突入。PK戦でも6人目のキッカーまでもつれる展開となった中、最後は新潟のMF高宇洋のシュートがGKチョン・ソンリョンがセーブ。川崎FがPK戦を制して、準決勝へ勝ち上がっている。
その他は三協フロンテア柏スタジアムで行われた柏レイソルと名古屋グランパスの準々決勝は、柏が69分、MFマテウス・サヴィオのラストパスを受けたMF戸嶋祥郎のゴールで先制すると、後半アディショナルタイムには、相手の繋ぎを奪ったMFマテウス・サヴィオがそのままゴールを決めてダメ押しとなる追加点を奪い、名古屋を下している。
ベスト電器スタジアムで行われたアビスパ福岡と湘南ベルマーレの準々決勝は、開始早々の4分に湘南がFW鈴木章斗のゴールで先制したが、福岡が前半終了間際にFW山岸祐也のゴールで同点。迎えた67分に山岸の2得点目で福岡が逆転すると、その6分後にはFW佐藤凌我のゴールでさらにリードを広げ、湘南に逆転勝利を飾り、福岡もクラブ初のベスト4を決めている。
なお、準決勝では新潟対福岡、熊本対柏の対戦カードが決まっている。
■8月30日開催 結果
・天皇杯準々決勝:
柏 2-0 名古屋
福岡 3-1 湘南
新潟 2-2(3-4) 川崎F
熊本 1-1(4-3) 神戸
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