今夏の移籍市場において、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が自ら、日本人選手の獲得に乗り出すことを明言していたナポリ。昨シーズン限りでフランクフルトを退団したフリーの鎌田大地にも、ピオトル・ジエリンスキの代役として熱視線を送っていたが、最終的に獲得は実現しなかった。
その後、日本代表MFは今月4日にラツィオへ加入。マウリツィオ・サッリ指揮下でセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの代役として歓迎を受け、チーム合流からまもなくセリエA開幕から2試合に先発出場した。
セリエA第3節ナポリ対ラツィオ戦が日本時間3日に控える中、鎌田に対するナポリでの関心は高い。先月末までクラブ公式ラジオを配信していた地元ラジオ局『Radio Kiss Kiss』は、「Radiogoal」の番組内において、ブンデスリーガ識者でもあるイタリア『Sky Sport』のピエトロ・ニコローディ記者にインタビューを行った。
司会者が鎌田について「責任感を背負うことができ、スピードとテクニック、ミドルシュートを持っている」と紹介。ただ、「カバーリングにおいてやや困難を抱えているかもしれない」と疑問を提起すると、ニコローディ記者が見解を示した。
「カマダは多くのポジションをカバーし、いろんなことができる選手だ。だが指摘されたように、守備面は彼の強みではないかもしれない。彼はヨーロッパの舞台で違いを作り出す“カップ戦の男”だった。一方、ブンデスリーガでの活躍はやや劣り、これまで継続性の点で欠けていたところもある」
「しかし昨シーズンに関して言えば、良い1年を過ごしたと言えるだろう。ヨーロッパだけでなく、ブンデスリーガにおいても良いパフォーマンスを見せていた。セリエAにおいても、昨年のパフォーマンスを再現することができるかどうかを見守りたい」
「それに彼は、代表チームにおける重要な選手であり、国際舞台での経験がある。それも素晴らしいメンバーが揃っている日本代表チームでね。したがって、彼は一定レベルのクオリティでプレーすることに慣れた選手と言えるだろう。カマダは間違いなく良い補強であると思う」
イタリア紙『Corriere dello Sport』もまた、3日のビッグマッチに注目。フランクフルトで鎌田の同僚だったイェスパー・リンドストロームがナポリに加入したことで、日本代表MFとの「少し懐かしい対決」が実現すると紹介している。
放送・配信予定
- ナポリ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年9月3日(日)日本時間3:45
- 解説:細江克弥 実況:福田浩大
- 会場:スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
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