2018年5月からアッズーリを率いたロベルト・マンチーニの電撃辞任を受け、今月1日にイタリア代表監督に就任したスパレッティ。その初陣は、昨年3月にイタリアをFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022欧州予選敗退へと追い込んだ因縁の北マケドニアとのEURO2024予選グループC第5節の一戦となる。
昨シーズン、ナポリを33年ぶり3度目のリーグ優勝へと導いた指揮官は、日本時間10日に敵地で行われる北マケドニア戦へ向けて、記者会見へ出席した。1994年にセリエCのエンポリで指導者としてのキャリアを歩み始めた叩き上げのスパレッティは、自身にとって初めてとなる代表チームでの指揮を喜んでいる。
「当然、興奮している。(イタリアサッカー連盟のガブリエレ)グラヴィーナ会長の連絡をもらった時から興奮冷めやらない。明日、国歌を聞いたら、また感動してしまうだろう。会長は、私が望んでいた選手を全員プレゼントしてくれた。キャリアにおいて、そんな会長を持つのは初めてのことで、うれしく思っている。さらに私が望むなら、他の選手も用意できると言ってくれている」
元ナポリ指揮官は、自らが選んだイタリア代表のメンバーに自信を見せつつ、組織力と個人の才能の共存が必要であることを説いた。
「この代表チームは強い。このチームには、強い選手たちがいて、良いカルチョを披露するためのすべてが揃っている。メンバーは、私が全員選んだ。誰から指示されたわけでもない。正しい反応が返ってくることを望んでいる」
「選手たちともかなり話し合ったが、組織力が求められるだろう。だからと言って、才能ある選手たちのひらめきやファンタジーを閉じ込めてしまってはならないし、言い訳を探してはならない。相手の方が上手かったのなら、相手を称えなければならない」
(C)Getty images
現在、イングランドやウクライナ、マルタなどと同居するEURO2024予選グループCの2試合を消化して1勝1敗で3位につけるイタリア。2位以内へ浮上し、ファイナルステージへの切符を手にするためにも、因縁の北マケドニアとの一戦で勝利が求められる。
「明日は試合を通して何よりも姿勢が大切だ。絶対に受け身になってはならない。1週間かけて取り組んできたことを表現できるように努めなければならない。結果がついてくることを願っているが、必ずしもそうはならない」
「常に攻撃することを考えるのではなく、試合の状況を読むことが重要だ。どのビッグクラブもそうだが、時には、エリア内において9人で守ることも必要だ。私の目標は、みんなを夢中にさせることだ。結果は毎回、素晴らしいものにならないかもしれないが、常に情熱と愛をもって取り組んでいくつもりだ」
放送・配信予定
- 北マケドニア vs イタリア : グループC 第5節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年9月10日(日)日本時間3:45
- 会場:トシェ・プロエスキ・アレナ
- イタリア vs ウクライナ : グループC 第6節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年9月13日(水)日本時間3:45
- 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)
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