アルビレックス新潟シンガポールは14日、同クラブに所属している元日本代表FW李忠成の2023シーズン限りでの現役引退をクラブ公式サイトで発表した。
現在37歳の李は、FC東京U-18出身。2004年にトップチームへと昇格するも、レギュラーとして活躍するようになったのは2005年に完全移籍した柏レイソルだった。その後、サンフレッチェ広島や浦和レッズなどでもプレーし、浦和時代にはリーグタイトルやJリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会といった主要タイトル獲得を経験した。
また、在日韓国人4世として生まれた李は、2006年に日本への帰化を申請。翌2007年に認められ、2008年にはU-23日本代表の一員として北京オリンピック本大会に出場を果たした。さらに、日本代表として戦ったAFCアジアカップ2011では、決勝のオーストラリア代表戦で優勝を引き寄せる左足ボレーシュートを決めて優勝に貢献している。
李は2012年にサウサンプトン、2021年に新潟シンガポールへと移籍するなど、海外でのプレーにも果敢に挑戦。今回、新潟シンガポールでの2023シーズンを最後に現役を引退することとなった。新潟シンガポールのクラブ公式サイトには、次のように李のコメントが掲載されている。
「今シーズンをもって現役から退く決断をしました。当然1人では20年間プロサッカー選手としてプレーを続けることはできませんでした。私の家族、チームメートとスタッフ、サポーター、スポンサーの方々含めて全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 そして、20年間プロサッカー選手としてプレーさせていただいた、FC東京、柏レイソル、サンフレッチェ広島、サウサンプトン、浦和レッズ、横浜F・マリノス、京都サンガF.C.、アルビレックス新潟シンガポールの8チーム、本当にありがとうございました」
「20年間のキャリアを振り返ってみると、当然悔しい時、悲しい時もありましたが、いつも誰かに支えられて本当に素晴らしいサッカー人生を送ることができました。 プロサッカー選手は今年で引退しますが、これからもサッカーには携わっていきたいので次のステージでサッカー界に貢献していきたいと思っています」
「サッカー選手引退後の活動の一つとして、来年より、日本1周をしながら47都道府県の子供達にサッカーの楽しさ、本質を教える活動をしようと考えています。こちらも次の挑戦として期待してもらえればと思います」
「このタイミングでの引退発表となりましたが、9/16(土)、ホームで行われるリーグ最終戦では試合終了後に、リーグ優勝セレモニーと同時に引退表明をサポーターの皆様にさせていただく機会をいただきました。アルビレックス新潟シンガポールの是永会長をはじめとするスタッフの皆様には感謝していますし、これからもこのクラブを応援したいと思います。リーグ終了後も12月までカップ戦が続くので、再びチーム一丸となり、良いサッカーをお見せしたいと思います」
「最後になりますが、今まで私に携わっていただいたすべての方々に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」
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