17日、各地でJ1、J2、J3の試合が開催された。
J1は2試合が開催。注目されたのは17位の横浜FCと16位の柏レイソルが相対した残留争いの直接対決だ。
立ち上がりからチャンスを多く作り出していったのは柏。サイドを使った攻撃やセットプレーでゴールへ近づいていく。試合が動いたのは31分。ゴール前でマテウス・サヴィオがシュートを放つと、これを小川慶治朗がブロックしたが、手に当たったとしてハンドの判定でPKに。このPKをマテウス・サヴィオが冷静に沈め、柏が先制に成功した。
これで勢いに乗った柏は、さらに攻勢を強めていくと38分に追加点。前線から山田雄士が猛烈なプレッシングをかけると、相手のビルドアップミスを拾ったところから最後は細谷真大が決め、リードを2点に広げた。
後半は追いつく必要がある横浜FCが反撃。選手交代を駆使しながら得点を狙っていく。すると87分、途中出場の三田啓貴が直接FKでゴールを狙い、GKが弾いたボールをマルセロ・ヒアンが押し込んで1点を返した。だが、反撃はここまで。最後まで集中した守備で横浜FCの猛攻を抑えた柏が、2-1の勝利で横浜FCを突き放すことに成功している。
もう一方の試合では、ガンバ大阪とアルビレックス新潟が対戦。互いに残留争いに巻き込まれないためにも勝利が欲しい一戦は、G大阪が押し気味に試合を進めた。
GKの好セーブなどもありなかなか得点が取れなかったG大阪だが、63分、相手のクリアボールを拾った食野亮太郎が中央に持ち運んで右足を一閃。鋭いシュートがゴール左に吸い込まれ、G大阪が先手を奪った。
ただ、試合はこれで終わらない。83分に新潟が反撃。細かいパスワークから見事なボールタッチで相手DFを交わした三戸舜介が冷静にGKとの1対1を制し、終盤に試合を振り出しに戻した。これで試合は終了。互いに勝点1を分け合う結果となり、G大阪は10位に浮上している。
3試合が開催されたJ2では、首位のFC町田ゼルビアが敵地で藤枝MYFCを相手にスコアレスドローに終わったほか、清水エスパルスがツエーゲン金沢を3-0で圧倒して前日引き分けに終わっていたジュビロ磐田を抜いて自動昇格圏の2位に浮上している。
J3は3試合が開催された。首位の愛媛FCは敵地でFC琉球と対戦した中、打ち合いを制して勝点3を獲得。カターレ富山はFC大阪に競り勝ち、2位に浮上している。
■9月17日開催 結果
・J1第27節:
横浜FC 1-2 柏
G大阪 1-1 新潟
・J2第35節:
金沢 0-3 清水
藤枝 0-0 町田
群馬 1-0 いわき
・J3第27節:
富山 2-1 FC大阪
宮崎 0-1 松本
琉球 2-3 愛媛
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