今回は3つの事象をピックアップ。その中で注目したのが、J1第27節浦和レッズ対京都サンガF.C.の75分の場面だ。
浦和がビッグチャンスを迎える。最終ラインから岩尾憲が前線へロングパスを送ると、これに抜け出したブライアン・リンセンが相手DFにつかまれながらも体勢を崩しつつシュート。これはGKのク・ソンユンに阻まれた。その後、リンセンはファウルをアピール。リプレイで見ると、リンセンは後ろからきた福田心之助に明らかに引っ張られていたが、主審の笛は鳴らずVARの介入もなかった。この判定が妥当だったかを議論した。
福西氏はこの場面について「僕はPKかなと思っています」と主張。「シュートを打ちたくても打てない状況」を作られたとし、シュートを打ちにいった上で入らなかったのであれば、遡ってファウルを取るべきだったのではと見解を明かした。続けて、「完全に後ろから(のファウル)なのでVARが入ってもいいんじゃないかなと思います」とVARが介入しなかったことに疑問を呈した。
深野さんも福西氏の意見に同調。両腕による掴みと足による接触のどちらでも取れると説明し、ホールディングの部分に関しては「確実に体勢を崩すような両腕でのアプローチなので、これはファウルだなと思います」と主張した。また、ファウルを取った場合の判定は、DOGSOでイエローかレッドカードになる場面だと見解を口にした。また、VARが介入しなかった理由については「体勢を整えて打てているので利益を得たのでは」と考えた場合と、腕と足の接触を見えているがファウルを取らないと主審が決断したために介入しなかったのではと推測した。
二人の意見を聞いた上で元国際審判員の家本政明氏は、「深野さんが言ったことが全てかな」としつつ、「間違いなくファウル」であると強調。ファウルだった場合については、「競技規則上正しいのはDOGSOの三重罰に下がらない方なのかなという印象」と明かした。
また、倒れていればファウルだったのではという論調に関しては「反則があったと言えるかが最も重要なポイントです」と説明。この場面についてはレフェリングの予測と動き出しがポイントだったと見解を明かしている。
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