今夏、かつてキャリアをスタートしたパルマで現役生活に終止符を打ったジャンルイジ・ブッフォン氏。すでにイタリア代表のスタッフとして、第2のキャリアを歩み出した元ユヴェントスGKが『ダゾーン・イタリア』の番組「Supertele」に出演した。
ユーヴェはスクデットを狙える
ブッフォン氏はまず、セリエA第4節終了時点でインテルが首位を走る今シーズンのスクデット争いに言及。古巣の躍進に期待を寄せた。
「この時期、ユヴェントスでは毎週のように何かしらが起きるので、飽きることがない。このような状況において、最良の薬は、ラツィオ戦のようなパフォーマンスと勝利だろう。自信が増す一方で、論争を遠くへ追いやることができる」
「ユヴェントスは、昨シーズンもスクデット争いを演じる力があった。今年も昨シーズンと同じチームであるうえ、これほど競争力のあるチームは数少ないように思う。おそらくインテルが最も戦力が充実しているはずだが、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に出場するために影響が出てくるだろう。一方、(マッシミリアーノ)アッレグリは、1週間かけて試合の準備をすることができる」
(C)Getty images
さらにブッフォン氏は、ドーピング検査で陽性反応を示し、またしても戦列を離脱したポール・ポグバや、退団を巡って法的措置を講じているレオナルド・ボヌッチに言及した。
「2人に起きたことは残念だ。私は2人のことを知っているし、ユーヴェのこともよく知っている。ただ、監督と数人を除いて、首脳陣が入れ替わってしまい、現在、クラブのトップにいる人たちのことを知らないので、余計な口出しはしないでおきたい」
アッズーリでの再出発
ブッフォンは今夏、ルチアーノ・スパレッティ率いる新生イタリア代表の団長に就任した。元イタリア代表の守護神は、新たな役割を喜びつつ、スパレッティ監督に賛辞を贈った。
「非常に素晴らしくて刺激的だ。代表から声が掛からなければ、数カ月間、休暇を取るつもりだった。(イタリアサッカー連盟のガブリエレ)グラヴィーナ会長や監督、スタッフ、選手たちに歓迎されてうれしく思っている」
「スパレッティのカルチョに関する知識やアイディア、そしてその提案の仕方には、すぐさま感銘を受けた。まさにアイディアを伝えることは、多くの監督にとって難しいことであるはずだ。信じられないかもしれないが、彼は細かいことに気を配るタイプで、それができるんだ。信頼できる人だし、チームにおける本物の司令官だ」
また、アッズーリにとって、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022欧州予選プレーオフで敗れた因縁の相手である北マケドニアに言及。イタリアがスパレッティ指揮下においても、EURO2024予選でドローに終わったことについて、「北マケドニアとの引き分け? 直近の5年間で北マケドニアと5回対戦したが、勝てたのは1回だけで、それも93分に決まったことを忘れてはならない」と自身の見解を示した。
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放送・配信予定
- サッスオーロ vs ユヴェントス
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年9月24日(日)日本時間01:00
- 実況:八塚浩
- 会場:マペイ・スタジアム
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