29日、各地でJ1の試合が開催された。
大きな注目を集めたのは、やはり2位の横浜F・マリノスと首位のヴィッセル神戸が相対した天王山だろう。優勝争いを占う大一番とあって、互いに意地と意地のぶつかり合う好勝負となった。
序盤に攻めたのはホームの横浜FMだ。7分には分厚い攻撃から松原健が際どいシュートを放つなど、ゴールに迫っていくシーンを創出していく。しかし、19分に痛恨のミス。ペナルティーエリア内で相手のクロスボールを蹴り出そうとしたエドゥアルドの足裏が、シュートを狙った武藤嘉紀の足にアフター気味に接触。VAR判定の末にPKを取られてしまった。
このPKを大迫勇也が沈めると、流れは一気に神戸へ。惜しくもバーに当たる惜しいシーンを作り出すと、43分、右サイドのCKから初瀬亮が鋭いボールを中央に供給。これを武藤が打点の高いヘディングで合わせ、大きな追加点を奪い前半を折り返すことに成功した。
後半になっても神戸はさらに追加点を狙い、横浜FMも同点に追いつくためにリスクを負った攻撃を仕掛けていく。だが、松原のシュートやヤン・マテウスのシュートは、ゴールネットを揺らすことができず。終盤は守備を分厚くした神戸を崩せないまま試合終了のホイッスルを聞いた。首位攻防戦を制した神戸は、2位の横浜FMとの勝ち点差を「4」へと広げている。
上位陣の潰し合いが起こった中、3位の浦和レッズはホームで横浜FCと対戦した。優勝争いと残留争い真っ只中のチームが激突した試合は、横浜FCが15分にマルセロ・ヒアンの強烈なシュートで先制点を奪い、試合を優位に進めていく。
ただ、負けられない浦和は、後半に入って大きくメンバーを入れ替えて反撃。横浜FC陣内に攻め込んでいく時間を増やしていく。すると、70分に興梠慎三がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。そのPKをアレクサンダー・ショルツが沈めて試合を振り出しに戻した。
しかし、浦和の反撃もここまで。横浜FCが最後まで守備で耐え、上位を相手に貴重な勝ち点1を獲得。浦和は上位との差が離れる痛恨の勝ち点1となった。
また、もう一つの川崎フロンターレとアルビレックス新潟の試合は、3-2で新潟が勝利している。
■9月29日開催 結果
・J1第29節:
川崎F 2-3 新潟
横浜FM 0-2 神戸
浦和 1-1 横浜FC
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