ナポリで8年間にわたってディレクターを務め、昨シーズンの33年ぶり3度目となる悲願のスクデット獲得へと導いたクリスティアーノ・ジュントリ氏。今夏、セリエA王者のチームを離れ、子どもの頃からファンだったユヴェントスのフットボールディレクターに就任した。
そんなユーヴェ幹部は、イタリア紙『La Repubblica』のインタビューに応じると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督との関係について明かした。
「私がユーヴェへやってくる前は、複雑な関係だとか言われていたが、そうじゃない。アッレグリはクラブにおけるダイヤモンドの頂点であり、このデリケートな移行期間において中心的役割を果たしている」
「アッレグリは、私の故郷のチームであるアリアネーゼでキャリアをスタートし、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）で2度、決勝へ進出した。なんて運命だろうか。監督とは、世界で最も難しい職業だ。あらゆる重圧を背負い、孤独になる。私は常に、クラブの指揮官を守ってきた。彼らの考えを理解しようと努め、意見交換をし、手助けしてきたつもりだ。私は監督をサポートするディレクターなんだ」
アッレグリの元でチームの若返りを推し進めるユヴェントス。老貴婦人の復権までどのくらい時間がかかるのだろうか。ジュントリ氏は語る。
「期間を決めることは、限界を作ることを意味する。そして限界は二流の者たちのためにあるものだ。UCL復帰へ向けた明確なプログラムがあり、監督や幹部の間で共有している。若手選手たちを成長させる場としても、ヨーロッパ最高峰の選手たちと対戦できるUCLは必要だ」
「我々の目標を達成するうえで、ライバルはアタランタやフィオレンティーナ、ラツィオ、ローマとなる。それからナポリやミラン、インテルもいるが、この3チームは我々よりもずっと早くプロジェクトを開始しており、先を進んでいる」
今夏の移籍市場では、昨シーズン限りでインテルでのレンタル期間を終え、チェルシーへ戻っていたロメル・ルカクが補強候補に浮上したが、最終的に実現しなかった。ユーヴェ幹部は、その背景を明かした。
「チェルシーから（ドゥシャン）ヴラホヴィッチに対するオファーが届いていた。我々はドゥシャンを放出するつもりはなかったが、一定の金額のオファーが舞い込めば、受け入れるつもりだった。しかしチェルシーがその金額に到達することはなく、トレードは実現しなかった」
放送・配信予定
- アタランタ vs ユヴェントス
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年10月2日（月）日本時間1:00
- 実況：中村義昭
- 会場：ゲーヴィス・スタジアム
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