30日、各地でJ1、J2、J3の試合が開催された。
5試合が開催されたJ1では、4位から7位、そして残留争いに動きがあった。
注目の一戦となったのは、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスの上位対決だ。前半は互いに隙を見せることなく試合を進めていく。27分には塩谷司がボールを奪取したところからスルーパスに抜け出してマルコス・ジュニオールがネットを揺らしたが、これはオフサイドでノーゴールとなった。その後もゴールが生まれず、スコアレスのまま後半へと折り返した。
試合が動いたのは57分、クリアしようと荒木隼人が蹴ったボールがキャスパー・ユンカーの体に当たってこぼれると、これをユンカーが冷静にGKとの1対1を制して名古屋が先制点を奪取した。
だが、ここから名古屋は広島の猛反撃を受ける。72分に越道草太のクロスから加藤陸次樹が押し込んで同点に追いつくと、76分にペナルティエリア内でエゼキエウのスルーパスを受けようとしたドウグラス・ヴィエイラがファウルを受けてPKを奪取。これをドウグラス・ヴィエイラが決めて広島が逆転に成功した。
これで試合のペースを掌握した広島は、85分に加藤のシュートのこぼれたボールをエゼキエウがヘディングで流し込みダメ押し。このリードを守り切った広島が上位対決を制して5位に浮上した。一方、敗れた名古屋は6試合勝利なく6位に後退した。
この結果により今週を4位で終えたのが鹿島アントラーズ。アビスパ福岡との試合はスコアレスドローに終わったが、勝ち点1を積み上げて4位に浮上している。
残留争いを動かしたのは最下位にいた湘南ベルマーレだ。セレッソ大阪の本拠地に乗り込んだ試合は、得点こそ無かったものの白熱した展開で後半へと折り返す。そして均衡を破ったのは79分だった。杉岡大暉のCKに途中出場の鈴木章斗がファーサイドで合わせ、ついに大きな先制点を奪った。
これでリードを得た湘南は87分にも追加点。CKのセカンドボールを拾ったところから2次攻撃を仕掛け、最後は左サイドを破った大岩一貴のパスから大橋祐紀が決めてリードを広げた。試合はこのまま終了。2-0で勝利した湘南は、大きな勝点3をつかみ最下位から脱出した。一方、C大阪は今季初の3連敗で上位との差が広がる結果となった。
その他の試合ではサガン鳥栖と柏レイソルが勝利を手にしている。
J2は4試合が開催。上位勢では清水エスパルスが敵地で藤枝MYFCを相手に0-2の敗戦を喫した中で、ヴァンフォーレ甲府が水戸ホーリーホックに勝利し、暫定ながらプレーオフ圏内の6位に浮上している。一方、最下位の大宮アルディージャが大分トリニータを1-0で破り、ツエーゲン金沢との差を「1」としている。
3試合が開催されたJ3では、裏天王山となった相模原SCとギラヴァンツ北九州の試合は相模原が2-1で勝利。北九州との差を「7」に広げた。上位勢では松本山雅FCがヴァンラーレ八戸に勝利して暫定ながら5位に浮上している。
■9月30日開催 結果
・J1第29節:
札幌 1-2 柏
福岡 0-0 鹿島
C大阪 0-2 湘南
広島 3-1 名古屋
鳥栖 3-2 京都
・J2第37節:
仙台 1-0 熊本
藤枝 2-0 清水
甲府 2-1 水戸
大分 0-1 大宮
・J3第29節:
相模原 2-1 北九州
琉球 2-2 長野
八戸 1-2 松本
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