セリエA第7節を終えて、2勝1分4敗の成績で16位と不振が続くラツィオ。リーグ戦2位の好成績を収めた昨シーズンから一転して、苦しい状況となっている。日本時間5日に行われたUCLのセルティック戦(ラツィオが2-1で勝利)終了後、指揮官のマウリツィオ・サッリが、イタリアメディア『Sky Sport』のインタビューでチームの現状を分析した。
「昨シーズンも所属していた選手たちの一部で、パフォーマンスが落ちている。おそらくリーグ戦においては、ある種の満足感があるのかもしれない。一方、UCLは、重要で最高の舞台であり、それがメンタル面のメカニズムの中で何らかの刺激となっているのだろう。セルティック戦の勝利が、勇気をもたらし、これから良い時期が訪れることを願っている」
日本代表MFの鎌田大地は、今夏にフリーでラツィオに加入。開幕直後は、サッリの信頼を受け、新加入組の中で唯一、スタメンに名を連ねていた。しかし直近の試合において、ラツィオ指揮官は、中盤のバランスを重視。鎌田とルイス・アルベルト、ニコロ・ロヴェッラの同時先発が難しいとの見解を示し、よりフィジカルの強いライバルにチャンスを与えた。
そんな中、サッリは、UCLセルティック戦において、日本代表MFを公式戦4試合ぶりに先発に抜てき。同時起用したベシーノやルイス・アルベルトとのトリオなら機能する可能性を示唆しつつ、過密日程からローテーションを組み、メンバーを入れ替える必要性があることを強調した。
「カマダとベシーノ、ルイス・アルベルトの組み合わせは、中盤において、特徴的にあり得るように思う。しかし3日ごとにプレーしなければならないことと、他の選択肢も存在するということを理解するべきだろう」
「今シーズンは、試合中の交代だけでなく、スタメンについても、以前よりもかなりメンバーを入れ替えている。このリズムでプレーしていれば、60分が経過した段階で困難に陥る選手が何人か出てくることは明らかだ」
ラツィオ指揮官は、『Mediaset』のインタビューにおいても、今シーズンのセリエA序盤戦を振り返った。
「我々は開幕直後の2試合で格下を相手に失敗し、そこから困難が始まった。また、直近の敵地での対戦は、ナポリ、ユヴェントス、ミランが相手で、敗戦も想定できる難しい試合だった。しかし私は、このチームなら、リーグ戦においても良いパフォーマンスを見せられるはずだと確信している」
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