7日、各地でJ2、J3が行われた。
4試合が行われたJ2では、勝ち点「1」差で自動昇格圏を争っている清水エスパルスとジュビロ磐田による”静岡ダービー”が行われた。
磐田がコンパクトに[4-4-2]のブロックを構え、カウンターを狙う手堅い試合運びを見せれば、清水もそのブロックを攻略すべく、MF乾貴士が頻繁にボールに関与し、そこにMFカルリーニョス・ジュニオやFWチアゴ・サンタナが絡んでいく。
そういった試合展開の中で、20分過ぎから清水が決定機を作り始めたが、そのチャンスを活かせずに終わると、磐田も27分、FWジャーメイン良が単独突破から決定機を迎えるが、シュートを枠に飛ばせない。
一進一退の攻防が続く中、41分、清水が磐田のロングボールを跳ね返したところからチアゴ・サンタナにボールが入ると、一度はDFリカルド・グラッサがクリアしたが、このクリアが乾のもとへ溢れ、ワンタッチで放ったシュートが相手DFに当たってコースが変わり、清水が前半終盤に一歩前に出た。
リードを許した磐田は、後半開始からMF古川陽介を投入し、前半とは対照的に磐田がボールを握り始める。ただ後半の途中から5バックへ切り替えた清水の硬い守備を前に、崩し切れない時間帯が続いて、最後まで反撃の狼煙を上げることはできなかった。
前半に生まれた乾のゴールを逃げ切った清水が静岡ダービーを制し、再び磐田と入れ替わる形で2位に浮上している。
この結果を受けて勝てば、3位に浮上する東京ヴェルディは、大分トリニータをホームに迎えた。
立ち上がりは大分が積極的に試合に入ったが、16分に東京VがMF稲見哲行のミドルシュートが決まってリードすると、その直後に大分が繋ごうとしたところを勢いよくプレスを仕掛けたFW染野唯月がボールを奪ったところをDFペレイラが倒してしまい、これが一発退場という判定が下され、試合立ち上がりに東京Vが数的優位に立つ。ただ大分も数的不利という状況に立たされながらも最後まで諦めず、チャンスの機を伺ったが、最後までリードを覆せずにタイムアップ。このリードを守り切った東京Vが4試合ぶりの勝利を飾って、磐田を得失点差で上回って3位に浮上している。
また最下位に沈む大宮アルディージャと20位・レノファ山口FCによる残留争いの直接対決は、15分にFW室井彗佑のゴールで幸先良いスタートを切った大宮が56分にはFWアンジェロッティのゴールでリードを広げ、試合を優位に進める。ただ山口も試合終了間際の88分、途中出場のMF矢島慎也のゴールが生まれ、一矢報いたものの、追いつくことはできなかった。大宮は、残留圏の山口との直接対決を制し、勝ち点「6」差に縮め、逆転への希望を残す勝利を飾っている。
藤枝MYFCをホームに迎えたV・ファーレン長崎は、出場停止明けのMF中村慶太のゴールを皮切りに、フアンマ・デルガドが2ゴールなど、大量5ゴールを奪い、藤枝に快勝。長崎が暫定でプレーオフ圏内の6位へと浮上している。
J3で唯一、土曜日に行われたFC琉球とカマタマーレ讃岐の一戦は、20分にMF富所悠のゴールでリードした琉球が、最後までこのリードを逃げ切って3試合負けなしとしている。
■10月7日開催 結果
・J2第38節:
大宮 2-1 山口
清水 1-0 磐田
東京V 1-0 大分
長崎 5-1 藤枝
・J3第30節:
琉球 1-0 讃岐
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