15日、各地でJリーグYBCルヴァンカップ、J3が行われた。
ルヴァンカップでは、ファイナルへの切符をかけて準決勝の第2戦の2試合が行われた。
まず名古屋グランパスとアビスパ福岡のセミファイナル第2戦目は、福岡が1-0で先勝している状況で迎えた。そういった状況の中、試合はいきなり動いた。5分、CKの流れからFWウェリントンのゴールで福岡が2試合トータルで2点差と優位に立つ。
逆転するためには3点が必要になった名古屋も21分、FW永井謙佑がネットを揺らしたが、これはVARでオフサイドの判定となり、ゴールが認められない。後半にもFWキャスパー・ユンカーがボックス内で倒され、一度はPKの判定が下されたが、こちらもVARのオンフィールドレビューでPKが取り消しとなり、このまま決着の時を迎えた。
福岡が2試合合計スコアを2-0とし、ルヴァンカップで初の決勝へと駒を進めた。
一方で第1戦目で横浜FMが1-0で勝利し、浦和のホームで迎えた第2戦目。試合は15分、DF荻原拓也のクロスをFWホセ・カンテがキープし、倒れながら繋いだボールをMF早川隼平がネットを揺らしたが、VARのチェックの末にオフサイドの判定でゴールは取り消しとなる。
その後も逆転を目指す浦和が押し込みながらもゴールを破れない時間が続いたが、61分、早川が倒され、PKを獲得すると、このPKをDFアレクサンダー・ショルツが相手GKの逆を突いて、2試合トータルで追いつく。
このまま延長戦に突入するかと思われた試合終盤、荻原ゴール前へ折り返したパスがDF實藤友紀の手に当たり、VARのオンフィールドレビューの結果、ハンドの判定に。このPKもアレクサンダー・ショルツが左ポストに当たって、ゴールに吸い込まれ、土壇場で2試合トータルで勝ち越しに成功。
このまま2試合トータルで2-1で逃げ切った浦和が7シーズンぶりのルヴァン杯優勝に王手をかけている。
なお、11月4日に国立競技場で行われる決勝戦は、福岡と浦和のカードに決まっている。
8試合が行われたJ3。今節の注目カードの松本山雅FCとAC長野パルセイロによる今季3度目の”信州ダービー”は、終盤までスコアレスという緊迫した展開が続いたが、86分に途中出場のFW野澤零温が値千金のゴールを沈め、松本がダービーを制して6位に浮上した。
3試合勝ちなしと足踏みが続いていた愛媛FCは、後半アディショナルタイムにFW深堀隼平のゴールで劇的な形でギラヴァンツ北九州を下し、4試合ぶりの勝利を飾った。
一方でそこに食らいついていきたい2位の鹿児島ユナイテッドFCは、敵地でヴァンラーレ八戸に、3位のカターレ富山はホームでアスルクラロ沼津に、4位のFC今治はホームでY.S.C.C.横浜に敗れ、勝ち点を伸ばすことができなかった。
■10月15日開催 結果
・ルヴァンカップ準決勝:
名古屋 0-1 福岡
浦和 2-0 横浜FM
・J3第31節:
松本 1-0 長野
今治 0-2 YS横浜
宮崎 2-2 相模原
愛媛 1-0 北九州
八戸 2-1 鹿児島
富山 1-2 沼津
FC大阪 1-1 岐阜
讃岐 1-2 鳥取
関連記事
● 伊藤洋輝がコンディション不良で離脱「より一層努力して貢献できるよう頑張りたい」|サッカー日本代表
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?