イタリアは、先月、ルチアーノ・スパレッティ指揮下で再出発。しかしEURO2024予選グループC第7節マルタ戦の直前、アッズーリの一員だったニコロ・ザニオーロやサンドロ・トナーリが賭博疑惑により離脱する逆風に見舞われた。
それでも、ここまで全敗で最下位のマルタに対し、ドメニコ・ベラルディのドッピエッタ(1試合2得点)などで4得点を奪って4-0と快勝したイタリア。合計10ポイントでウクライナと並んで2位につけ、首位イングランドとの差を3ポイントとした。
日本時間18日にイングランドとの直接対決が控える中、マルタ戦に途中出場して試合終了間際にイタリアの4点目を挙げたダヴィデ・フラッテージが、イタリア国営放送『Rai Sport』のインタビューで次戦へ意欲を示した。
「イングランドの方が強いか? 個人レベルではそうかもしれない。しかしピッチでは、11人でプレーするものだ。(ジュード)ベリンガムは、(ケヴィン)デ・ブライネと共に最強のMFだ。クオリティとフィジカルを兼ね備えている。だが、僕らは挑戦が好きなんだ。ベリンガムとの対戦が待ちきれない」
「イングランド戦へ向けて、集中力を保ち、100%のトレーニングをする必要がある。自分たちの取り組みは、必ず結果となって返ってくるはずだ。先発でも、途中出場でも、常にチームに貢献しなければならない」
スパレッティ新体制で3試合に出場し、3ゴールをマークするなど好調のフラッテージ。インテルMFは、昨年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022の出場権を逃し、今年8月にはロベルト・マンチーニ前監督が電撃辞任するなど混迷の中にあったチームに、元ナポリ指揮官がもたらした効果を明かした。
「自ら全力を尽くし、選手にも全力を求める監督だ。常にストイックに取り組まなければならない。僕らはかなりレベルを引き上げることができたと感じている。自分の成績はうれしく思っているが、さらに上を目指していけるよう願っている」
最後にフラッテージは、賭博疑惑により代表チームを離れたザニオーロとトナーリに言及した。
「非常に残念な気持ちだが、僕らは2人のことを思っている。特に最初の1日は、僕らにとって受け入れるのは簡単ではなかった。なんでも一括りにして決めつけるべきではない。まずは事実確認をする必要があり、それ以前に意見を言うべきではないと、子どもの頃に教わったよ」
放送・配信予定
- イングランド vs イタリア : グループC 第8節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年10月18日(水)日本時間3:45
- 実況:野村明弘
- 会場: ウェンブリースタジアム
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