EURO2024予選グループC第7節終了時点で、ウクライナと並ぶ10ポイントを獲得し、2位につけていたイタリア。日本時間18日、3ポイント差で首位に立つイングランドとの直接対決を迎えると、序盤にジャンルカ・スカマッカの代表初ゴールで先制したものの、1-3で逆転負けした。
先月からアッズーリを率いるルチアーノ・スパレッティは試合終了後、イタリア国営放送『Rai』のインタビューにおいて、ウェンブリースタジアムでの大一番を振り返った。
「よい意図をもって試合にアプローチできたが、ヨーロッパスタイルのフットボールをしたければ、カウンターを受けるリスクがあるのは当然のことだ。選手たちは自らのプレーを求め、よい姿勢だったが、いくつか修正していくべき点はあるだろう」
「相手のフィジカルに苦しめられたほか、プレーのアイディアを先読みされていることがあった。パスのその先を考え、相手が襲ってくることを読んでいなければならない。不意を打たれる場面が多すぎた。よい試合ではあったが、イングランドのようなチームに隙を許せば、見逃してくれるはずがない」
さらにイタリア代表指揮官は、記者会見の席でも試合を分析したほか、スカマッカやデスティニー・ウドジェのパフォーマンスに言及した。
「チームが作り出したチャンスを見れば、1ゴール以上の結果を出せる条件はあったが、それができなかった。一方、イングランドに困難な状況を作られ、ゴールを奪われてしまったが、我々のパフォーマンスは2失点ほどではなかったはずだ」
「私は何も恐れたりしない。もし選手たちが何かを恐れているとしたら、私の方が驚く。後戻りできない試合をプレーしなければならないことは、当たり前のことだ。我々には、どんな相手とも戦えるクオリティがある。我々が挑戦し、求めているカルチョを披露できるかどうかは、今日のこの結果によって決まるわけではない」
「スカマッカはリズムをキープできている間は、よい試合を見せた。彼の反応や振る舞いには満足している。ウドジェは私の期待通り、やるべきことをしていた。よいクオリティは持っているので、注意力の面でもう少し継続性を示す必要がある」
イタリアの運命は再び北マケドニアの手に?
イタリアは来月、EURO出場権を懸けて、因縁の4位北マケドニア(7ポイント)および2位ウクライナ(13ポイント)との対決を迎えることになる。スパレッティは『Sky Sport』に対し、「この選手たちを信じている。彼らなら重要なカルチョを見せることができるはずだ」と自信をみせた。
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