トリノvsインテル
開幕8試合を終えて14位トリノと2位インテル。とりわけ後者は好調を維持している。代表ウィークを挟んだものの、ラウタロ・マルティネスは開幕からゴールを量産。途中出場から4ゴールを挙げるという離れ業も披露してみせた。
加えて、ヤン・ゾマー、バンジャマン・パヴァール、マルクス・テュラムといった新加入選手が各ポジションでレギュラーを獲得しており、選手層も厚くなっている。フアン・クアドラード、ダヴィデ・フラッテージといった実力者もベンチに控え、トリノ相手に圧倒することが予想される。
サッスオーロvsラツィオ
今季はユヴェントス、インテルを破り、大物食いを見せるサッスオーロ。アンドレア・ピナモンティ、ドメニコ・ベラルディ、ネディム・バイラミといった選手がチームを牽引している。
今節対戦するラツィオはそのサッスオーロと同勝ち点で下位に沈む。また、今夏に加入した鎌田大地がいまだ確たる地位を築けていないのも気がかりなところ。日本代表に招集されなかったため、代表ウィーク中にラツィオでトレーニングを積めたのはポジティブな材料だが、チャンスは得られるだろうか。チームは公式戦2連勝中だけに、鎌田をベンチに置いてサッスオーロ戦を迎えるかも知れない。
ミランvsユヴェントス
7勝1敗で首位をキープするミラン。中断前最後の一戦ジェノア戦ではマイク・メニャンが退場しながら、オリヴィエ・ジルーがGKとしてファインセーブを見せて1-0と逃げ切った。正GKメニャンは出場停止となり、第2GKマルコ・スポルティエッロも負傷中。そのため、第3GKのアントニオ・ミランテがユヴェントス戦で先発する見込み。クリスチャン・プリシッチ、タイアニ・ラインデルスといった新戦力が好調を維持しているが、試合勘のないベテランGKの存在は気がかりとなる。
対するユヴェントスは公式戦3試合負けなしで、その3試合で失点は0。だが、ニコロ・ファジョーリが賭博違反で出場停止が決まるなどチームに小さくない衝撃がもたらされている。とは言え、マヌエル・ロカテッリ。アドリアン・ラビオ、ウェストン・マッケニーらが中盤で安定したプレーを見せており、ドゥシャン・ヴラホヴィッチも復帰予定。前線でアルカディウシュ・ミリクと2トップを組むと予想されており、メンバー的な不安はそれほどないだろう。
セリエA第9節 ※日本時間
▽10月21日（土）
エラス・ヴェローナ vs ナポリ(22:00)
▽10月22日（日）
トリノ vs インテル(1:00)
サッスオーロ vs ラツィオ(3:45)
ローマ vs モンツァ(19:30)
サレルニターナ vs カリアリ(22:00)
ボローニャ vs フロジノーネ(22:00)
▽10月23日（月）
アタランタ vs ジェノア(1:00)
ミラン vs ユヴェントス(3:45)
▽10月24日（火）
ウディネーゼ vs レッチェ(1:30)
フィオレンティーナ vs エンポリ(3:45)
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