今回の「やべっちスタジアム」では、槙野智章氏と現場リポーター安藤咲桜さんが現場取材を敢行。国立競技場で行われた神戸と鹿島の上位対決を取材した。
試合は神戸がボールを保持しながら攻撃を繰り出していくと、16分に井出遥也のクロスを佐々木大樹がヘディングで巧みに合わせて神戸が先制に成功。これで完全にペースをつかんだ神戸は、44分に武藤嘉紀の巧みなクロスを後ろから走り込んできた井出が決めて追加点。83分には右サイドのCKからジェアン・パトリッキのヘディングのこぼれ球を佐々木が押し込んでダメ押しの3点目を奪った。
鹿島は後半アディショナルタイムに松村優太がドリブルから見事なミドルシュートを沈めて1点を返したが、反撃はそこまで。神戸が優勝に向けて大きな勝ち点3を手にした。
試合後、勝利の立役者となった佐々木と前川黛也に直撃。2ゴールで勝利に大きく貢献した佐々木は、「1点目はチームとして相手の左SBのヘディングがウィークポイントということで狙って行けと言われていた。タイミング良くよっちくん（武藤嘉紀）が前で潰れてくれたので、あとは合わせるだけでした」とゴールシーンを振り返った。
また、佐々木がよく前川の家で食事をご馳走になっていることに話題が流れると、特に「まぐろアボカドがめっちゃ好き」と主張。「いつも作ってくれて残っている分も食べさせてもらっている」と語り、今日の2ゴールに関しても前川の奥さんの力と言って「過言ではないです」と強調した。
一方、前半に帽子をかぶってプレーしていた前川に理由を聞くと、「（父親を意識したわけ）ではないですけど、日差しがエグくてめっちゃ眩しかった。（入場の時はかぶっていなかったが）いけると思ったら予想以上に日差しがきつくてこれじゃダメだ」と思って帽子を利用したと説明した。最後には「キャップをかぶって優勝目指して頑張ります」と力強い言葉を残した前川。ラスト4試合、神戸は優勝にたどり着くことができるか注目したい。
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