【プレビュー】天皇杯の前哨戦。柏レイソル対川崎フロンターレの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

柏レイソル 対 川崎フロンターレ の見どころ

今節、J1唯一の日曜開催で、残留争いを強いられている16位の柏とここに来て調子が上向きな9位・川崎Fが行われる。この一戦は、12月9日に行われる天皇杯決勝と同一カード。その前哨戦を制すのは、どちらになるか注目だ。

まずは柏にとって天皇杯の前にリーグの方で残留することが目の前にある大きな目標だ。前節は浦和レッズに0-2で敗れ、その下にいる湘南ベルマーレ、横浜FCが揃って勝利したことで、降格圏まで勝ち点「3」差に。その他の残留を争うライバルが尻上がりに調子を上げていることもあって、今節はしっかりと勝ち切ることが求められる。

夏場以降は、リーグ戦で6戦負けなしと成績を持ち直し、守備の安定が図れたことで粘り強く勝ち点を積み重ねていった。だが、無敗が途切れた後は、第28節・アビスパ福岡戦からリーグ戦では3試合失点が続いており、いかに安定した守備をベースに戦っていけるかが今節のポイントだろう。

また前節は、U-22日本代表活動でアメリア遠征帰りのFW細谷真大がベンチスタート、さらに10番のマテウス・サヴィオが出場停止と攻撃の軸を欠いたことで、久しぶりに無得点にも終わった。それだけに先発に復帰するであろう今節は、この心強い二人に攻撃面では大きな期待がかかる。

一方で川崎Fは、リーグ戦、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグと過酷な連戦の中でも10月は全勝をキープ。前節は、福岡に一時は逆転を許すという苦しい戦いを強いられたが、土壇場で逆転に成功。リーグ4連勝を達成し、本来の強さを表現し始めている。

特に公式戦では、3試合連続で4ゴールが生まれており、数多くの選手がゴールを決めているのも今のフロンターレの特徴でもある。前節は、小林悠、遠野大弥、宮代大聖と途中出場の選手たちが試合の流れを大きく変え、再逆転に導いた。それだけに今節は、誰がその主役となるか。ここは注目ポイントになる。

また守備陣は、今節はDF大南拓磨が出場停止となり、さらに水曜日のBGパトゥム・ユナイテッド戦で足を痛めて最後はピッチを退いただけに状態が心配される。ただ、大南と代わって途中からピッチに入ったのが長期離脱していたDFジェジエウだ。今季は第3節・湘南ベルマーレ戦で膝を痛めて以降、離脱を強いられてきたが、ACLで実戦に復帰したことは朗報。今節は先発復帰にも期待がかかる。

今節の対戦カード

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