バルセロナ(昨季成績:3位 勝点24 | 7勝3分0敗 | 22得点10失点)
ここまで無敗をキープするバルセロナ。だが、各ポジションに負傷者を抱えていることも事実だ。ロベルト・レヴァンドフスキはなんとか間に合いそうだが、ジュール・クンデ、ペドリ、セルジ・ロベルトの欠場は決まっており、フレンキーデ・ヨング、ハフィーニャも復帰へ向けて戦っているところだ。
結果としてユースシステムへの依存度は高まっており、先週末には17歳FWマルク・ギウがデビューからわずか33秒で決勝点を記録。また、ラミン・ヤマルとフェルミン・ロペスも得点で好調ぶりをアピールしており、若手の台頭を促すこととなった。
チャビ監督もキーマンを欠いていることを認めつつ、「物事がうまくいかないときは、賭けを倍増させなければならない。彼らはハングリーだ」と期待を寄せる。意外な選手がクラシコでのカギを握るかもしれない。
注目選手:ロベルト・レヴァンドフスキ
足首の負傷により、公式戦ここ3試合を欠場しているレヴァンドフスキ。だが、大一番のエル・クラシコにはなんとか間に合うとの見方が強まっている。レヴァンドフスキ欠場となると、フェラン・トーレスが偽9番として前線に入ることになるが、前線での基準点を作ることが難しくなるため、やはりレヴァンドフスキがいるといないとでは大きな差となるだろう。コンディションさえ整っていれば、ジョアン・フェリックスやラミン・ヤマルとのコンビネーションは強力で、チームのカギを握る存在となることは間違いない。
予想スタメン(4-3-3)
- GK:テア・シュテーゲン
- DF:カンセロ、アラウホ、クリステンセン、バルデ
- MF:ガビ、ギュンドアン、フェルミン
- FW:ヤマル、レヴァンドフスキ、フェリックス
レアル・マドリード(昨季成績:2位 勝点25 | 8勝1分1敗 | 21得点7失点)
新戦力ジュード・ベリンガムが8ゴールを叩き出す大活躍により、好調なシーズンを送るレアル・マドリード。バルセロナ同様、負傷者は少なくないが、ナチョ・フェルナンデスの出場停止は3試合から2試合に短縮されたため、クラシコへの出場は可能となった。
ベリンガムに関してもミッドウィークのチャンピオンズリーグに体を痛めた様子を見せていたが、カルロ・アンチェロッティ監督は「ベリンガムは明日プレーする。良い状態にあるからね。彼は回復して、今日は問題なく練習に取り組んだ」と問題はないことを明かした。また、ヴィニシウス・ジュニオールも復帰からようやくベストフォームを取り戻していることも好材料となる。
さらに、指揮官自身も「私たちはモチベーションにあふれている。この一戦は重要かつ特別だ。今季初のクラシコなわけだからね」とモチベーション十分。今季最初のエル・クラシコでどのようなプレーを見せるのだろうか。
注目選手:ジュード・ベリンガム
言わずもがなレアル・マドリードの注目選手はジュード・ベリンガムだ。すでに8ゴールを挙げる活躍を見せ、中盤の一角ながら、ストライカーのようなプレーぶりを見せる。ボールを運ぶ仕事からゲームメイク、フィニッシュまでをこなし、「ベリンガム・システム」と名を冠する存在にふさわしいパフォーマンスを見せている。本人もレアル・マドリードと世界有数のメガクラブでプレーすることにより、成長を感じていることを実感しており、現在はまさに心身ともに充実した日々を送る。初のエル・クラシコでも結果を残せば、早くもレジェンドへの道は見えてくるだろう。
予想スタメン(4-4-2)
- GK:ケパ
- DF:カルバハル、リュディガー、アラバ、カマヴィンガ
- MF:バルベルデ、チュアメニ、クロース、ベリンガム
- FW:ロドリゴ、ヴィニシウス
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