残り2試合、ついに2チームの争いに絞られた。優勝の可能性を残すのは神戸と横浜FM。両者の勝ち点差は「2」となる中、どちらが最終的に今季の頂に辿り着くのか。今後の日程を踏まえてJ1優勝争いを展望していく。
1位:ヴィッセル神戸(19勝8分5敗:勝ち点65:得失点29)
(C)J.LEAGUE
2試合を残す中で、優勝に最も近い位置にいるのは神戸だ。ここ3試合を振り返った時に第31節の湘南ベルマーレ戦で引き分けたことは痛かったが、鹿島アントラーズ、浦和レッズといった上位チームに対して苦しみながらも勝利。残り5試合時点で最も難しいと見られていた3試合を乗り切ったことは、大きな意味があると言っていいだろう。
残す2試合で必要なのはもちろん連勝だが、相手が連勝した状況下において1勝1分でも優勝の可能性を残しているのは大きい。ただ、得失点の差は「4」。この差を維持できるかも一つのポイントだ。対戦相手は名古屋グランパスとガンバ大阪。特にG大阪はいまだ残留が決まっていない状況なため、最後まで可能性が残ってしまっているとかなり難しい試合になる可能性がある。ここ最近なかなか結果が出ていない名古屋と比べると、嫌なのはG大阪かもしれない。とはいえ、ここ3試合の相手より与し易いのは確か。連勝してすんなりタイトルを獲得できるか注目だ。
2位:横浜F・マリノス(19勝6分7敗:勝ち点63:得失点25)
(C)J.LEAGUE
一方、優勝に望みをつなぐ3連勝を飾ったのが横浜FMだ。第29節で神戸に敗れ、優勝は遠のいたかに見えたが、そこから連勝することで勝ち点差を再び縮めることに成功した。特に3試合すべてで複数得点プラス失点も1つのみ。得失点差でも縮める結果を残しており、逆転での優勝も少しずつ視界に捉え始めている。
ここからの2試合は連勝かつ神戸が勝ち点を落とすのを待つしかなく、横浜FMとしては一戦必勝で目の前の相手を打ち破っていくのみ。対戦相手にしても既に残留が決まっているアルビレックス新潟と、まだ残留は決まっていないものの勝ち点1さえ積み上げればほぼ残留が決まる京都サンガF.C.との2試合で、どちらにしても戦いやすいのは確かだろう。あとは少しでも可能性を上げるために2試合ともに大量得点することが一つのポイント。相手が引き分け等で勝ち点を落とした時のチャンスを狙ってゴールを量産できるかで順位が変わってきそうだ。
互いに連勝がマストになる最終盤。最後に歓喜の声を上げるのはどちらになるだろうか。
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