EURO2024予選グループC第8節でイングランドに敗れ、3位へと後退したイタリアは、日本時間18日、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022欧州予選プレーオフで本大会出場への道を阻まれた因縁の相手である北マケドニアと対戦。スタディオ・オリンピコの観客の声援を後押しに、フェデリコ・キエーザのドッピエッタ(1試合2得点)などで前半のうちに3点のリードを奪うと、後半、1点差に詰め寄られたが、終盤にジャコモ・ラスパドーリらが追加点を挙げて5-2と勝利を収めた。
すでに首位イングランドが本大会出場権を確保する中、13ポイントでウクライナと並び、2位へと再浮上したイタリア代表の指揮官ルチアーノ・スパレッティがイタリア国営放送『Rai』のインタビューで試合を振り返った。
「チームは90分間にわたって良い試合を見せてくれた。残念ながら結果を手にしたと感じると、時々、リズムが少し落ちたり、ボールを競りに行かなくなったりしていた。ただ、セットプレーでは、ほんの数センチ低いことで不利になることはわかっていたうえ、2失点目に関しては偶然だったと言える」
「それよりチームが3-2とされた後の反発心を強調しておきたい。ゴールを量産できたが、我々には高いクオリティがある。得点シーン以外にもチャンスを作り出していて、その意味で大きく前進することができたと言える」
(C)Getty images
イタリアは1-0だった40分にPKを獲得したが、キッカーのジョルジーニョは、前回大会決勝のイングランドとのPK戦や、W杯欧州予選のスイスとの2試合に続いて、またしても失敗し、追加点のチャンスを逃した。
スパレッティは「彼を称えるべきだ。あまり角度のないシュートだったが、GKの方が素晴らしかった。ジョルジーニョは、イタリアにとって特別なPKキッカーであることに変わりない」と選手を擁護。記者会見の席においても「彼には『次のPKも君が蹴る』と伝え、彼自身も『シー(はい)と答えた』」と明かした。
イタリア代表指揮官は、『Sky Sport』のインタビューにおいて、62分までプレーして2得点を挙げる活躍を見せたキエーザに賛辞を贈った。
「キエーザは最高のパフォーマンスだったって? 彼は自身のエンジンとボディで、突風のように相手をはがせるこのプレーを持っている。相手を抜こうとするとき、技術だけでなく、フィジカルも使っているんだ」
なお、前回大会覇者のイタリアは、日本時間21日にレヴァークーゼンで行われるグループC最終節で3位ウクライナに勝つか引き分ければ、本大会出場が決まる。スパレッティは「EUROに出場するのはイタリアかウクライナか? 最後の勝負で優位に立つ方が出場するだろう」と述べた。
ハイライト
放送・配信予定
- ウクライナ vs イタリア : グループC 第10節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年11月21日(火)日本時間4:45
- 実況:北川義隆
- 会場: バイ・アレーナ
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