今夏から日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオを巡り、かねてより、とある都市伝説が囁かれている。2004年からクラブのトップに立つクラウディオ・ロティート会長が、実はライバルクラブである天敵ローマのファンであるというものだ。
だがラツィオ会長は、クラブのイベントの席に出席した際、自身の“ロマニスタ(ローマのファン)説”を一蹴しつつ、その真相を明かした。イタリア紙『Corriere dello Sport』が19日、伝えている。
「それは都市伝説だ。私は5歳の時からラツィアーレ(ラツィオファン)なんだ。当時、ベビーシッターをしていた女性は、私を散歩に連れ出すと、つかの間にパン屋で働いている恋人に会いに行った。その彼は、おそらく私の気を紛らわせるために、私がどのチームのファンなのかを尋ねながら、こういった。『君はラツィオのファンに違いない!』ってね。私はそれからラツィオファンになったんだ」
「では、私がローマのファンといううわさ話はどこから生まれたのか? 当然だが、私は妻の実家であるメッザローマ家と関わりがある。ご存じの通り、そのメッザローマ家が熱狂的なロマニスタなんだ。だから家庭内では、私と彼らの間で絶えず争いになっていたよ」
「舅と一緒に、ローマの試合を見に行ったこともあれば、ラツィオの試合を見に行ったこともある。(元ラツィオ州知事のフランチェスコ)ストラーチェは以前、私がロマニスタだとラジオで話したようだが、それはローマの試合が行われていた時に、私が観客席にいたのを見たからだ」
「しかし私がロマニスタであったら、(ラツィオに対して)情熱を注ぎ、決意を抱くことはなかったはずで、これまで耐えてきたこのすべてに耐えることはできなかっただろう」
また、ロティート会長は、かつてクラブがユヴェントスに選手を売却し、老貴婦人の草刈り場となっていたことに言及。「以前のラツィオはユーヴェに選手を引き抜かれてユーヴェの領地のようだった」と振り返った一方、最近では、ニコロ・ロヴェッラやルカ・ペッレグリーニを獲得したように「現在はその逆になっている」と主張した。
放送・配信予定
- サレルニターナ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年11月25日(土)日本時間23:00
- 解説:川勝良一 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・アレーキ
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