今季のJ1最終節が3日に開催された。
決着のついていなかった残留争いでは、横浜FCと柏レイソルに降格の可能性がある中で最終節を迎えた。
名古屋と柏の試合が施設内のトラブルによって45分ほど開始が遅れた中、先に鹿島アントラーズと横浜FCの試合がキックオフされた。得失点差12の壁を乗り越えなければ順位が入れ替わらない状況となった横浜FCは序盤から攻勢をかけていきたいところだったが、立ち上がりは鹿島ペースで推移。18分には佐野海舟の抜け出しから師岡柊生がシュートを放つと、ゴール前のクリアボールを鈴木優磨が詰め、鹿島が先制点を奪った。
ゴールが必要となった横浜FCは、この失点以降に反撃。いくつかのチャンスを作っていく。ただ、ここで決め切れないと、41分に師岡のクロスから最後は逆サイドに入ってきた松村優太に決められてリードを2点差に広げられてしまった。
後半、どうにか追いつきた横浜FCがゴールネットを揺らしたのは63分。ゴール正面でボールを受けたカプリーニが強烈なミドルシュートをゴールに突き刺し、1点を返した。しかし、反撃もここまで。終盤は鹿島の硬い守備を崩すことができずに試合は終了。柏の試合が終わる前に横浜FCは1年でのJ2降格が決まった。
一方、勝ち点1以上で残留が決まる状況だった柏は、後半アディショナルタイムにキャスパー・ユンカーに決められてしまったが、1-1のドローで何とか残留を決めている。
また、上位争いではヴィッセル神戸がガンバ大阪とのダービーを制して優勝に華を添える勝ち点3をゲット。逆に横浜F・マリノスは京都サンガF.C.に1-3で完敗を喫することになった。3位争いではサンフレッチェ広島、浦和レッズがともに勝利。勝ち点1差で広島が3位となっている。
■12月3日開催 結果
・J1第34節:
札幌 0-2 浦和
鹿島 2-1 横浜FC
湘南 0-1 FC東京
新潟 1-0 C大阪
京都 3-1 横浜FM
G大阪 0-1 神戸
福岡 0-1 広島
鳥栖 0-1 川崎F
名古屋 1-1 柏
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