現在64歳のヘグモ氏は、1989年から指導キャリアをスタートし、13年から16年まではノルウェー代表の監督を務めた経歴を持つ。直近では、スウェーデン1部のBKヘッケンの監督を務め、22シーズンにはクラブを国内リーグ優勝に導いた実績を持つ。
浦和は今季、ポーランド人のマチェイ・スコルジャ監督を招聘し、5月にはAFCチャンピオンズリーグを制覇。J1ではリーグ最少失点の「27」をマークし、シーズン終盤まで優勝争いに絡んだが、最終的には15勝12分け7敗の4位でシーズンを終えた。クラブはスコルジャ監督の続投を望んだが、本人が「私にとっても非常に辛い決断ですが、私の人生において仕事と家庭の優先順位を変えるべき時だと感じ、こうした決断を下しました」という理由で今季限りの退任を発表していた。
新たに浦和を率いることになったベテラン指揮官は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「親愛なる REDS ファミリーのみなさま
浦和レッドダイヤモンズの監督を引き受けることになり、非常にわくわくしております。ノルウェー人の誇りをもって、この素晴らしいクラブを指揮することとなり、名誉であると同時に、選手・スタッフを 含めたクラブのみなさんとともに新たな航海へ乗り出すことが楽しみでなりません。
埼玉スタジアムにおいては、ファン・サポーターのみなさまから感じられるエネルギーが私を奮い立たせてくれますし、みなさまの揺るぎないサポートが私の全てです。目の前には、新たな素晴らしいチャプター(章)が待ち受けています。 共に、新たな歴史を創り出しましょう。 We are REDS! 親愛をこめて」
また土田尚史スポーツダイレクターのコメントも掲載されている。
「クラブとして、そしてフットボール本部として最重要視してきた方向性の継続と、現任のマチェイ(スコルジャ)監督や前任のリカルド(ロドリゲス)監督が成長させてきたチームのさらなる成長を考えた上で、最適な次期監督であるマティアス氏をファン・サポーターのみなさんにご紹介できることを大変うれしく思います。
北欧においてクラブチーム・代表チームの監督を歴任され、多くの経験とともに数々のトロフィーをチームにもたらしてきた監督です。攻撃的なフットボールと選手マネジメントに関しての定評があり、クラブとしてもその点を高く評価し、招聘することとしました。マチェイ監督と共に闘うFIFAクラブワールドカップ終了後、マティアス新監督と共に 2024 シーズンに向けた準備を行ってまいります」
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