前節を終えて33ポイントで2位につけるユヴェントスは日本時間9日、セリエA第15節で5位ナポリと対戦。51分のフェデリコ・ガッティのヘッド弾で先制に成功すると、1-0と勝利を収めた。
今シーズンはインテルと引き分け、ミランやナポリに勝利を収めるなどスクデット争いのライバルとの直接対決で結果を残しているユヴェントス。10戦無敗で暫定首位へと浮上し、指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリがチームのパフォーマンスを分析した。
「今日、勝てたことは非常に重要だ。ナポリに12ポイントの差をつけることができ、素晴らしい結果と言えるだろう。スクデットの夢? 自分たちの取り組みを1つずつクリアして進んでいくべきだ。チームが困難に陥った際、ボール保持など技術的なミスがまだ多く、試合中のパフォーマンスに関して修正していかなければならない」
「前半はサイドチェンジなどで良いプレーが見られ、選手たちは素晴らしかった。一方、困難の時はチームがみかげ石のように堅固になり、秩序を保って守ることができた。今日のようなスピリットが必要だ」
「チーム内においてスクデットへの野心や意欲を語っても良いだろう。だが考えなければならないのは、未来ではなく、今だ。今日はナポリと対戦し、次はジェノア戦がある。そこで技術面を改善しつつ、今日のような試合を見せなければならない。より多くのポイントを獲得できれば、UEFAチャンピオンズリーグへ出場できる可能性が高まるうえ、セリエA最強のチームとの差を維持できる」
また、ユーヴェ指揮官は、エースのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチやFWフェデリコ・キエーザ、さらに決勝点を挙げたガッティらに言及した。
「ヴラホヴィッチは、相手が支配する中で本当に素晴らしい試合を見せてくれた。キエーザも前半は最高だった。控えに(アルカディウシュ)ミリクと(モイーズ)キーンのような素晴らしい選手がいるので、2人もチームのためにプレーしなければならないことを理解したはずだ。ガッティのゴールはうれしいが、彼は守備面で改善しなければならない点がある」
さらにアッレグリは、毎日のように成長を続ける選手を称えつつ、謙虚な姿勢を貫き、メンタル面でのバランスを保って前進していくことの大切さを説いた。
「選手たちは意欲が高く、毎日の練習で成長を目指している。何よりも重要なのは、このチームが非常に謙虚であることだ。自分たちの限界を把握して改善に取り組んでいる。直接対決を制することでスクデットに近づく? 毎試合に勝つことでスクデットに近づくものだが、当然、直接対決には重みがある。ただ、次のジェノア戦にも重みがある」
「カルチョは称賛を受ける時もあれば、つらい時もある。そこで常にバランスを保てることこそ、このチームの強みであり、勝利を目指してトレーニングしているすべてのビッグクラブの強みだ」
ハイライト
関連記事
● 【インタビュー】守備の名手ネスタ氏が持論「私は横浜でもゴールを決めた。誰だってFWをやりたい。DFはさせられるもの」トレゼゲ氏とミランやユーヴェの将来も語る | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。