直近のリーグ戦6試合でわずか1勝と成績が低迷する11位ラツィオは日本時間23日、セリエA第17節で18位エンポリと敵地で対戦。9分、マテオ・ゲンドゥージのセリエA初ゴールで先制した後、20分過ぎに主将のチーロ・インモービレと副主将のルイス・アルベルトが相次いで途中交代を余儀なくされるトラブルに見舞われたが、後半にマッティア・ザッカーニが追加点を挙げて2-0と3試合ぶりの勝利を手にした。
前節のインテルとのビッグマッチで不動の10番ルイス・アルベルトに代わってサプライズ先発を果たした鎌田大地を巡っては、『Corriere dello Sport』などが試合前、2戦連続での先発出場を予想していたが、エンポリ戦はベンチスタートに。だが鎌田は25分にスペイン人MFのフィジカルトラブルにより途中出場すると、試合終了までプレーした。
ラツィオの2点目のシーンで攻撃参加したほか、カウンターを仕掛け、シュートも放つなどアピールを見せた鎌田。そんな日本代表MFのパフォーマンスについて、指揮官のマウリツィオ・サッリが記者会見の場で見解を示した。質問した記者がゲンドゥージやニコロ・ロヴェッラ、グスタウ・イサクセンらの好パフォーマンスに言及する中、ラツィオ指揮官が自ら、鎌田の名前を挙げてプレーを評価した。
「君(記者)が名前を挙げた選手たちのほか、正直、私はカマダも良かったように思っている。最初の10分間は、試合に入るのに苦戦していたようだが、その後は良い試合を見せてくれた。選手たちは全員、パフォーマンスを上げているように見える」
(C)Getty images
鎌田の現地での評価は?
サッリが鎌田のパフォーマンスに一定の評価を与えた一方、現地メディアはどのようにとらえているのだろうか。『Mediaset』は、両インサイドハーフで先発したゲンドゥージやルイス・アルベルトのパフォーマンスをそれぞれ「7」、「6.5」と高く採点した一方、日本代表MFには、チーム内最低評価となった「5」をつけ、辛口の寸評を綴った。
「負傷したルイス・アルベルトの代わりに冷静にピッチに入ったが、ラツィオの連携において、むしろ異質な存在であることが示された。試合に全く入れず、チームメートたちも彼を連携に巻き込むことへあまり信用していないような感触があった」
このほか『Eurosport』イタリア版は、合格ラインにやや届かない「5.5」と採点。「おとなしかったうえ、結果を出せなかった。ピッチにおいて適切なポジションを見出すことに苦戦する選手にとって、またしても平凡なパフォーマンスとなった」と綴った。また大手メディアの『Sky Sport』も「5.5」の評価を下した。
ハイライト
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