ブラジル代表FWリシャルリソンは、カタール・ワールドカップ準々決勝敗退の失望を振り返った。
昨年11月に開幕したカタール・ワールドカップをFIFAランキング1位、優勝候補の筆頭として迎えたブラジル。ネイマールに加え、ヴィニシウス・ジュニオールやリシャルリソンなど出場国の中で一番の選手層を誇る同国は、グループステージ最終節でカメルーンに敗れたものの、順当にグループG首位で決勝トーナメント進出を決めた。
ラウンド16の韓国戦では前半だけで4ゴールを挙げるなど、期待の攻撃陣が実力を発揮して完勝。このままトーナメント表を駆け上がるかと思われたが、準々決勝でクロアチアにPK戦の末に屈して、鬼門のベスト8をまたしても突破できなかった。
多くを期待されながら、その期待に応えられなかったワールドカップでの結果について、リシャルリソンは『ESPN』で失望をあらわにした。
「大きな衝撃だった。家族の1人を失うよりもひどいものだったと思う。この敗退から立ち直ることは簡単ではなかった。このところ、ソーシャルメディアで試合の動画を見ると、悲しくなる。でも、僕たちは前に進まないといけない」
「僕はまだ若く、まだ1度や2度はワールドカップでプレーできると思う。僕は一生懸命にやり続けることになるし、そうすれば物事は再び上手く行き始め、フィールド上で僕がやるべきことであるゴールも再び生まれ始めるはずだ」
また、リシャルリソンはセルビア戦でのバイシクルシュートにも言及。このゴールは1年の中でもっと優れたゴールに送られるFIFAプスカシュ賞の候補にもなっている。
「僕たちの目標はチャンピオンになることだった。僕は美しいゴールを決めたけど、あのゴールは僕の目標ではなかったとでも言おうか。僕たちはトロフィーを掲げるためにワールドカップでプレーした。それでも、プスカシュの候補にも入ったあの最高のゴールを決めたことには満足している。より多くの人が僕のことを知り始めるきっかけになったからうれしかった。僕のキャリアの中でとても大きなものだった」
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