アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、リオネル・メッシが史上最高の選手であると主張した。
バルセロナ下部組織出身で、ファーストチームデビューを果たして以降、世界にその名を轟かせたメッシ。4度のチャンピオンズリーグ制覇や10度のラ・リーガ優勝などを成し遂げ、また史上最多となる7度のバロンドールを獲得するなど、世界最高の選手として評価されてきた。
しかし、アルゼンチン代表としては長期にわたってトロフィーとは無縁の時間を過ごす。これを受け、1986年ワールドカップを制した同国の英雄ディエゴ・マラドーナ氏には及ばないとの意見も散見されていた。
それでも、メッシは2021年夏のコパ・アメリカでA代表として初のトロフィーを獲得。さらに、EURO2020覇者イタリアとの南米・欧州王者の対戦“フィナリッシマ”でもトロフィーを掲げる。そして迎えた昨年11月のカタール・ワールドカップ、メッシが主将を務めるアルゼンチンは決勝でフランスをPK戦の末に下して36年ぶり3度目の優勝を飾った。
僅か1年半でメッシとともに3つのトロフィーを勝ち取ったスカローニ監督は、スペイン『El Partidazo de COPE』のインタビューで同選手が史上最高の選手であると主張した。
「1人を選ぶとすれば、私はともに特別なものを手にすることができたレオを選ぶ。もちろん、マラドーナは偉大だったが、私にとってはメッシが歴史上で最高の選手だ」
また、スカローニ監督はワールドカップ決勝のフランス戦を振り返った。
「ワールドカップ決勝戦は最高の映画のようだった。難しさはあったが、我々はあの試合を楽しんだ。どのチームも優勝する可能性があると意識することがワールドカップを通しての鍵になった。80分まで、スペクタクルな試合になると考えていたいたが、それ以降多くのことが変わった。試合の場面、場面が頭の中に残っている。ただ、90分で試合を終わらせられなかったことは残念だった」
「その後の我々のペップトークは心を打つものだった。私は僅かなことしか言えなかった。我々はあの瞬間のために準備をしてきた。何かを言う機会があったが、上手く表現できなかったから言うのを止めた。我々は壮大なことをしていると全員が感じていた。信じられないほどに素晴らしい感情だった」
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