アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマンは、ファンからの反感を買った2019年夏のバルセロナ移籍について語った。
2014年にレアル・ソシエダからアトレティコ・マドリーに加入したグリーズマン。その後、ディエゴ・シメオネ監督の下でインパクトを残した同選手には、バルセロナが強い関心を寄せ、2018年夏に移籍の可能性が浮上。しかし、フランス代表FWはライバルクラブ行きを拒み、ワンダ・メトロポリターノでプレーを続ける選択を下した。
しかし、そのわずか1年後、グリーズマンは前年の決断を翻して、契約解除金満額の1億2000万ユーロ(約174億円)が支払われる形でバルセロナに新天地を求めた。もちろん、エースのこの決断はアトレティコ・マドリーファンの怒りを買う事態に発展した。
新天地をバルセロナに求めたグリーズマンだが、2シーズンの間思うように結果を残せず。失敗の移籍のレッテルを張られもした同選手は、2021年夏にローン移籍の形で古巣アトレティコ・マドリーに復帰した。しかし、裏切り者の帰還を受け、当初サポーターはブーイングを浴びせたりしていた。
それでも、アトレティコ・マドリーに復帰して以降、グリーズマンは再びファンの心をつみ始める。さらに、昨年10月には完全移籍に移行することが決定し、同クラブと2026年までの契約を締結した。そんな同選手はスペイン『Movistar』で2019年夏のバルセロナ移籍について語った。
「バルセロナ移籍はファンに大きなダメージを与えたものだった。彼らはすべてを与えてくれた。でも、あれが僕の希望であり、僕に必要だったから最終的にクラブから離れた。一ファンとして僕もとても怒ったと思う。(ファンからの厳しい対応は)僕が受けるべきものだった」
そんな状況の中、最終的に再びアトレティコ・マドリーの正式な一員になることが決まった後、ファンに許しを請ったグリーズマンは、ファンからの愛情が良いパフォーマンスを行う上で重要だと主張した。
「僕はとても謙虚になったし、ファンの心を取り戻すために取り組んだ。最高のレベルのパフォーマンスをするためには、ファンとの関係性や彼らの愛情、彼らのサポートを僕は必要としている」
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