サウジアラビアサッカー連盟は、エルヴェ・ルナール監督の退任を発表した。
2019年にサウジアラビアの指揮官に就任したルナール監督。ロシア・ワールドカップでモロッコを率いた同指揮官は、アジア最終予選で日本に勝利するなどグループBを首位通過してカタール・ワールドカップ出場権獲得にチームを導く。
そして、本戦ではグループリーグを突破することはかなわなかったものの、グループC初戦では優勝したアルゼンチンに唯一の黒星をつける大金星を手にした。
1月のガルフカップ、3月のインターナショナルブレイクでもサウジアラビアを率いたルナール監督だが、1-2で敗れた28日のボリビア戦後に退任が決定。「私はチームとともに最大限のことをやってきた。これ以上のレベルに導くことはできない。ありがとう。素晴らしい時間だった」と別れの言葉を口にしていた。
サウジアラビアサッカー連盟のヤセル・アル=ミセハル会長は「彼はフランスサッカー連盟からのオファーを受け、このチャンスにかける思いがあることを伝えてきた。インターナショナルブレイクの4日前に伝えられ、フランス連盟からのレターも届いた。役員会で協議して、私たちはこの要請を受け入れることを決めた」とルナール監督退任の経緯を明かした。
これまでのキャリアの中でモロッコとサウジアラビアで2度のワールドカップに出場し、コートジボワールとザンビアで2度のアフリカ・ネイションズカップ制覇を成し遂げたルナール監督は、このままフランス女子チームの指揮官に就任することが濃厚だ。
先日にコリーヌ・ディアクル監督を解任したフランスは、7月20日に開幕するオーストラリアとニュージーランドで開催される2023年女子ワールドカップの出場権を獲得しており、グループFでブラジルなどと対戦する。
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