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「追う側から守る側に」ピッチ外の事情で3位急浮上のユーヴェや戴冠間近の苦労人スパレッティに伊解説陣が見解!バルザーリ氏は混迷のUCL出場権争いにも言及 | セリエA

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「追う側から守る側に」ピッチ外の事情で3位急浮上のユーヴェや戴冠間近の苦労人スパレッティに伊解説陣が見解!バルザーリ氏は混迷のUCL出場権争いにも言及 | セリエADAZN
【欧州・海外サッカーニュース】33年ぶりのスクデット獲得が迫るナポリや、ピッチ外の事情によりセリエA7位から3位に急浮上したユヴェントス、さらにはミラノの2クラブについて、元イタリア代表DFのアンドレア・バルザーリ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。

現実離れしたユーヴェの軌跡

前経営陣の不正疑惑により、1月に勝ち点15ポイントの剥奪処分を受け、3位から10位へと転落したユヴェントス。だが今月、最高裁にあたるイタリアオリンピック委員会(IOC)の法廷の場において、イタリアサッカー連盟(FIGC)の控訴裁判所への差し戻しと再審を求める判決が下された。

この結果、剥奪されていた15ポイントは暫定的に返却され、ユヴェントスは突如3位へと再浮上。マッシミリアーノ・アッレグリが「現実離れしたシーズン」と表現するように、ジェットコースターのようなシーズンを送る中、迎えた首位ナポリとの大一番では、後半アディショナルタイムのジャコモ・ラスパドーリの一撃に泣き、0-1と敗れた。

そんなユヴェントスについて、『ダゾーン・イタリア』の「Sunday Night Square」に出演した解説陣が議論。まずはOBのアンドレア・バルザーリ氏が見解を示し、指揮官のアッレグリを称えた。

「これだけの重圧に耐えたアッレグリの功績を認めるべきだろう。ユヴェントスにとって難しい時期だった。強いチームではあるが、若い選手たちもいる。それに負傷者の問題もあった。15ポイントが剥奪される中、すべての大会で集中力を保たなければならないのは、メンタル面においてかなりの重荷だったはずだ。だがアッレグリはこの点において上手くやってのけたように感じる。それにナポリ戦のような負け方をしたとしても、今後の成長につながるはずだ」

番組に同席したステファノ・ボルギ記者も、ピッチ外の問題にも翻弄されたユーヴェの今シーズンの軌跡を分析した。

「アッレグリは“現実離れしている”と表現したが、ユーヴェの今シーズンはその通りだと思う。シーズンを通してユヴェントスのスタイルが変化したわけではない。だが結果が大きく変化した。シーズン序盤はパフォーマンスや成績が上向かず、低迷していた。その後、パフォーマンスは良くないままだったが、結果が出始めた」

「現在はポイントが返還され、再びUCL出場権争いに参入したことで、追いかける側から優位を守る側へとほぼ変わった。2つのカップ戦で準決勝にも進出しており、優勝を目指せる状況だ。確かに現実離れしたシーズンと言えるだろう」

Juventus Napoli Rabiot OsimhenGetty

苦労人スパレッティの集大成

ナポリは、セリエA第31節を終えて78ポイントを確保。33年ぶりのスクデット獲得まであと7試合を残して5ポイントに迫った。すでにナポリっ子たちが優勝を確信してお祭り騒ぎに繰り出す中、ボルギ記者が、ローマやインテルのほか、下部リーグや国外のゼニトでも指揮を執ったルチアーノ・スパレッティのキャリアを振り返りつつ、賛辞を贈った。

「彼のキャリアには、大きな節目と強い決断がいくつもあったと言えるだろう。スパレッティはイタリア国外でも指揮を執り、ロシアリーグで優勝したこともある。常に自身のアイディアを体現し、クオリティのあるプレーを目指す監督で、その実現のためにかなりの仕事量をこなす。まさにスパレッティは、ピッチにおける取り組みを象徴する監督と言えるだろう」

「目指すカルチョにたどり着くために、4-2-3-1の彼のシステムや偽9番としての(フランチェスコ)トッティの起用など、新たなアイディアも考え出してきた。とにかくキャリアにおいて汗水流して苦労を重ねてきた指揮官であり、そんなスパレッティがこうして現在のナポリにたどり着いたことは、彼にとってふさわしい褒美と言えるだろう」

20230311-SerieA-Napoli-Osimhen-Spalletti(C)Getty Images

混迷のUCL出場権争い

ユヴェントスが3位へと急浮上したことで、さらに混迷を増した今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権争い。2位のラツィオから6位のインテルまで7ポイント差で5チームが3つの枠を競うが、ユーヴェOBのバルザーリ氏が現状を分析した。

「UCL出場権争いは素晴らしい戦いになるだろう。暫定7位のアタランタも24日の試合でローマに勝てば、可能性が出てくる。出場権争いはまだまだ分からない。ただ、私の考えでは、ミランやインテルと比較して、ユーヴェにより大きなチャンスがあるはずだ。だが次のボローニャ戦は簡単ではないうえ、直前にインテルとのコッパ・イタリアでの対決も控えている」

Rafaelが見たRafael

セリエAの第31節では、UCL準決勝で対決するミランとインテルがそれぞれ、レッチェ戦とエンポリ戦において久々の白星をつかんだ。バルザーリ氏は偶然の勝利ではないと指摘する。

「偶然などではない。UCLで結果を出した勢いによる後押しもあったはずだ。両チームともに簡単な対戦相手ではなかったはずだ。インテルは前半、やや苦戦していたが、後半は、これまで批判されてきた(ロメル)ルカクのゴールも生まれ、華麗な戦いを見せた」

「ミランも同様に前半は苦しめられたが、レオンが解決してくれた。ミランもインテルも最高の試合を見せたわけではないが、UCLが与えてくれた力があったように思う。かなりのエネルギーを消耗しているはずだが、UCLは結果をもぎ取るための何かを与えてくれる。これから来シーズンのUCL出場権を獲得しなければならない両チームにとって、貴重なポイントになったと言えるだろう」

続いて番組にゲスト出演した元インテル指揮官のラファエル・ベニテス氏が、レッチェ戦においてドッピエッタ(1試合2得点)をマークしたミランの23歳の逸材ラファエウ・レオンに見解を示した。

「“Rafael”という名前は強いんだ(笑)。彼が極めて偉大な選手へと成長するためには、現在のレベルを長期にわたって維持していかなければならない。すでに優れたクオリティを持つ選手だが、もう少し守備面においてチームに貢献していく必要があるだろう。彼なら、さらに強い選手へと成長できるポテンシャルはある。もっとチームをサポートしつつ、自身のクオリティの力を活かしていくべきだ」

Leao con la maglia del MilanGetty

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