リーグアン第31節が現地時間4月14日～4月16日に行われた。
第31節の総評
前節勝利を取り戻したが、それまでの2試合で連敗を喫し厳しい立場に追い込まれていた首位パリ・サンジェルマン（PSG）は、ホームで2位RCランスとの大一番に臨んだ。長期離脱中のネイマールは不在となった中、エースのエンバペや主将マルキーニョス、さらに一部サポーターからブーイングも浴びるメッシもスタメン入りしている。
今季のリーグアン優勝を占う重要な大一番だったが、意外な形で大きく動くことに。19分、サムドがハキミに対するタックルで一発退場。PSGは早々に数的優位を手にする。すると31分、巧みな連携からエンバペがネットを揺らし、先制点を奪った。なお、エースはこれが今季20点目。エディンソン・カバーニの持っていたPSGのリーグアン得点記録（139）に並んでいる。さらにその6分後にはヴィティーニャが追加点を奪うと、40分にメッシがダメ押しとなる3点目。後半1点を返されたが、3-1でビッグマッチを制した。
残留争い中のストラスブールは、アジャクシオに3-1と勝利。2-0とリードしていた75分、1月に加入した鈴木唯人が途中出場を果たし、新天地デビューを飾る。すると89分、ボックス右手前で4人に囲まれながらもボックスに侵入し、見事なシュートを突き刺した。21歳FWの衝撃的デビュー弾で、3試合ぶりの勝利を飾った。
その他、伊東純也が先発したスタッド・ランスはレンヌに0-3と完敗。モナコはロリアンに3-1で勝利したが、ベンチ入りした南野拓実に出番はなかった。
この結果、連勝を飾ったPSGが勝ち点72で首位をキープ。敗れたRCランスは勝ち点63のまま3位に転落し、マルセイユ（勝ち点64）が2位に浮上、モナコは同61で4位となっている。また3試合ぶりの勝利を飾ったストラスブールは、同29で降格圏内の17位のままとなっている。
第31節の結果
トゥールーズ 1－2 リヨン
【得点者】トゥ：アブフラル（37分） リ：ラカゼット（34分／PK）、オウンゴール（88分）
レンヌ 3－0 スタッド・ランス
【得点者】ドク（9分、19分）、テアテ（68分）
PSG 3－1 RCランス
【得点者】P：エンバペ（31分）、ヴィティーニャ（37分）、メッシ（40分） R：フランコフスキ（60分／PK）
リール 2－1 モンペリエ
【得点者】リ：デイヴィッド（70分）、カベラ（72分） モ：シラ（24分）
オセール 2－1 ナント
【得点者】オ：ジュバウ（5分／PK）、ダ・コスタ（43分） ナ：モスタファ・モハメド（55分）
ブレスト 1－0 ニース
【得点者】ル・ドゥアロン（12分）
クレルモン 2－1 アンジェ
【得点者】ク：キエイ（33分／PK）、カム（39分／PK） ア：ユヌ（28分）
ストラスブール 3－1 アジャクシオ
【得点者】ス：ガメイロ（26分／PK）、ディアロ（71分）、鈴木唯人（89分） ア：バレート（76分）
モナコ 3－1 ロリアン
【得点者】モ：ディアッタ（14分）、ゴロヴィン（27分）、フォラント（55分） ロ：コネ（86分／PK）
マルセイユ 3－1 トロワ
【得点者】マ：ヴィティーニャ（2分、64分）、ジェンギズ・ユンデル（40分） ト：ママ・バルデ（90+1分）
第32節の日程・対戦カード
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