ナポリが33年ぶりのセリエA優勝を成し遂げた。
今シーズン序盤から好調を維持するナポリ。ヴィクター・オシムヘン、クヴィチャ・クワラツヘリアらが躍動する攻撃陣が絶好調で第6節からセリエA首位を堅持し、ディエゴ・マラドーナ氏を擁した1989-90シーズン以来の優勝に向けて邁進する。
王手を懸けた4月30日の本拠地で行われたサレルニターナ戦でこそドローに終わり、優勝が先延ばしになったナポリだが、4日の敵地でのウディネーゼ戦で歓喜の時を迎えた。
勝ち点を取れば無条件で優勝の決まるこの試合で、ナポリは13分にサンディ・ロフリッチにゴールを許してウディネーゼにリードされる展開に。それでも、攻勢を強めるナポリは52分にオシムヘンがこぼれ球を押し込んで同点に追いつく。その後、試合は動かず1-1のドローで終わった。
この結果、残り5試合で2位ラツィオとの勝ち点差が16ポイントになったことで、ナポリの優勝が決定。33年ぶりのスクデット獲得が確定したことを受け、敵地まで足を運んだナポリサポーターがピッチになだれ込む事態にまで発展した。
ナポリを33年ぶりの優勝に導き、自身にとって初のセリエA優勝を成し遂げたルチアーノ・スパレッティ監督は「私のようにハードワークに慣れている人間にとっての問題は、この勝利を喜べないことだ。残念ながら、幸福とははかないものだ。私はこれを勝ち取ったが、これからも取り組み続けないといけない。それでも、ナポリの人々の笑顔を見られることは最高の気分だ。彼らにこの喜びを届けられて我々はより安堵できる」と語った。
関連記事
● 【インタビュー】カンナヴァーロが語るナポリ愛、大泣きしたパルマ移籍やマラドーナとの思い出 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。