現在25歳の伊藤は、2016年に浦和レッズでプロキャリアをスタート。ただ、なかなか結果を出せないと、水戸ホーリーホックや大分トリニータと期限付き移籍を繰り返すことに。それでも2022年に新潟へと完全移籍を果たすと、シーズン途中から頭角を現して2022シーズンは明治安田生命J2リーグで42試合9得点を記録した。
今季もカテゴリーが上がった中で攻撃のキーマンとして躍動。2・3月度のJ1リーグ月間MVPにも選出され、さらなる活躍が注目されていた。
伊藤は移籍先となるシント=トロイデンの公式サイトを通じて以下のようにコメントした。
「はじめまして。アルビレックス新潟から加入することになりました。伊藤涼太郎です。初めての海外挑戦となりますが、できるだけ早くチームに馴染んで、少しでも早く結果を残せるように努力し続けます。温かい応援をよろしくお願いします」
また、新潟のクラブ公式サイトでは感謝の思いを述べている。
「このたびシント=トロイデンに移籍することになりました。アルビレックス新潟に加入してから1年半の間、サポーターの皆さんからたくさんの愛情を注いでいただいたことに、心から感謝しています。これまで支えてくださった皆さんと共に、たくさんの嬉しい思い出も悲しい出来事も共有できたと振り返っています。特に昨シーズンは、J2優勝やJ1昇格という素晴らしい結果をつかみ、新潟全体で喜び合えたことが、本当に嬉しい瞬間でした。
過去の自分は、J1の舞台でなかなか活躍できずにいました。そんな自分を新潟は迎え入れてくれて、出場機会をいただけたからこそ、海外クラブからのオファーが現実のものとなったと、感謝してもしきれない気持ちです。「今季はタイトルを獲る」と言い続けたにもかかわらず、シーズン途中で移籍することを申し訳なく思う気持ちも強いのですが、この目標はチームメイトを信じて託して、海外で挑戦してきたいと思います。
初めての海外挑戦となりますが、自分の活躍を皆さんに届けられるように努力を続けていきますので、これからも伊藤涼太郎を応援していただけると嬉しいです。短い期間でしたが、たくさんの拍手とご声援をいただき、本当にありがとうございました」
なお、伊藤は今後、メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ予定。11日にホームで行われるJ1リーグ第17節の京都サンガF.C.戦後に来場者への挨拶を行う。
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