チャンピオンシップのコベントリー・シティは、日本代表MF坂元達裕をベルギーのオーステンデから獲得したことを発表した。
2022年1月にセレッソ大阪からベルギーのオーステンデに期限付きで加入した坂元は、同年夏に完全移籍を果たす。そして2シーズン目となった昨シーズン、チームがベルギーリーグ16位で2部に降格することが決まったものの、同選手は公式戦32試合に出場して7アシストを記録するパフォーマンスを見せていた。
そんな坂本に対しては先日から去就に関する報道が出回る。当初はベルギーの強豪ヘントに移籍する可能性も伝えられていたが、中山雄太や三好康児といった日本人選手がプレーするイングランド2部で新シーズンからプレーすることが決まった。
コベントリーは現地時間10日、オーステンデから坂元を獲得し、2026年夏までの3年契約を締結したことを発表。移籍金は公表されていないが、イギリス『コベントリー・ライブ』によると、150万ユーロ（約2億3300万円）に上るとされている。
坂元が加入するコベントリーは、2001年までプレミアリーグに所属するも、一時は4部リーグ2まで降格するなど低迷。しかし、3シーズン前にチャンピオンシップに復帰すると、昨シーズンはマーク・ロビンズ監督の下で昇格プレーオフ圏内の5位フィニッシュを果たす。プレーオフ決勝でルートン・タウンにPK戦の末に敗れ、惜しくも1部復帰には届かなかった。
ロビンズ監督は坂元について公式ウェブサイトで「タツヒロをコベントリー・シティに迎えることができてとても満足している。母国でのインパクトをベルギーでもやり続けていた。彼をイングランドのフットボールに迎えられることを楽しみにしている。彼はテクニックと速さのある多才でクリエイティブな攻撃的なミッドフィールダー。彼と働けることは楽しみだ」と期待を語っている。
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