日本時間30日に予定されていたリーグアン第10節マルセイユ対リヨンの延期が決定した。
フランスサッカー連盟(LFP)は声明の中で「スタッド・ヴェロドローム外のバスのルートで起きたインシデント後に行われた緊急会議の中で、オリンピック・リヨンがこの状況で試合をすることに反対した。オリンピック・デ・マルセイユと行政機関による結論で、OM対OLの一戦は日曜日に開催されないことが決まった」と伝えた。
マルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームで予定されていたリヨンとのショック・ドゥ・オランピック。しかし、試合前にアウェーのリヨンがスタジアムに向かう途中でチームバスがファンの襲撃に遭い、投石により窓が割れるなどの被害に遭った。さらに、ファビオ・グロッソ監督が投石により左目の上を負傷して医療スタッフからの処置を受けていた。
なお、現時点でマルセイユ対リヨンがどのように扱いになるかは決まっておらず、LFPの会議によって決定する予定だ。
被害に遭ったリヨンのジョン・テクストル会長は「グロッソはガラスの破片が顔に入っていて会話できない状態だ。選手とコーチがこの試合に向けて準備し、ファンも観戦を望んでいたから、とても憤りを感じている」とコメント。
一方、マルセイユのパブロ・ロンゴリア会長は「まったくもって受け入れられることではない。私が尊敬し、長年にわたってよく知っているファビオ・グロッソのことを一番に考えている。スタジアムに着いてすぐに彼の下に行き、状態を確認した」と語っていた。
また、マルセイユの公式ウェブサイトでは「今夜ヴェロドロームの周囲で起きたリヨンのチームバスとそのサポーターのバスに対する受け入れられないインシデントを遺憾に思う。クラブはファビオ・グロッソの早期の回復を祈り、この暴力的な行為を強く非難する。一部の愚かな人間により、今夜予定されていた試合は台無しにされた」と声明を出した。
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