リヨンのファビオ・グロッソ監督は、早急に安全面が向上されることを求めた。
大不振に陥るリヨンを9月から指揮するグロッソ監督だが、先週末に予定されていたマルセイユ戦のキックオフ前にハプニングに巻き込まれた。敵地スタッド・ヴェロドロームに向かう途中にチームバスとサポーターが乗ったバスが投石などで襲撃され、同指揮官とバックルームスタッフの1人が負傷する事態に発展して試合は延期された。
左目の周りに痛々しい傷が残る中、5日のメス戦を前にしたプレスカンファレンスに出席したグロッソ監督は「我々は怒り、失望していたし、先週の日曜日はフットボール界にとってとても悲しい日になった。スポーツで人命を危険にさらすことなんてあってはならない。この話を君たちに伝えるためにここにいられなかった危険が私にはあった」と話し、以下に続けた。
「今、我々は今回の件について考えないといけない。再び起こしてはいけないし、行動に出る前にさらに悪い結果が起きるのを待つべきではない。スタジアムに行く際には我々を守るために2台のバイクと2台の自動車がいた。一方で帰りは、4台の自動車と20台のバイクがいた。なぜ事後でしかそのように行動できないんだ？」
「それに、あれほどたくさんの石がそこらじゅうに置いてあった道路を使ってスタジアムに向かうこと自体が通常のことではなかった。すべてのファンをスタジアムから遠ざけることも解決方法にはなっていない。我々は安全面を向上しなければならない」
また、グロッソ監督は事件後最初の試合である5日のメス戦で今シーズン初勝利を手にしたいとも語っている。
「あのような形で私の顔を世界中に晒したくはなかった。週の初めにはフィジカル面でかなり弱々しく感じていたが、私の中には湧き上がる感情があった。選手たちにはスポーツについての話をし、チームスピリットを示し、メス戦で勝ち点を獲得しなければならないということを伝えた。日曜日にロッカールームで我々の結束を示すことができれば、ピッチ上でもそれを実行できるはずだ。我々がそのようにすれば、勝利できるだろう」
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