チェルシーは、女子チームを指揮するエマ・ヘイズ監督が今シーズン終了後に退任することを発表した。
現地時間4日、クラブの公式ウェブサイトで「本日、チェルシーFCは多くのトロフィーを獲得したチェルシー女子監督エマ・ヘイズがWSLとクラブフットボールの外での新たな機会を追いかけるために、シーズン終了後にクラブから離れることを発表する」と伝えた。
共同スポーティングディレクターのローレンス・ステュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏は「エマは女子フットボール界に変化をもたらした原動力の1人だ。彼女のチェルシーでの功績は比類なきもので、永遠にクラブの歴史に生き続ける。10年以上にわたるチェルシーへの貢献や彼女のレガシーを考えれば、新しい挑戦を追いかけるのに適切な時間と感じた彼女の前に立ちはだかることはできない」と話し、以下に続けた。
「後任を見つけるための時間を私たちが持てるように彼女が今シーズンの残りもクラブで続けてくれることに私たちは満足している。クラブでのエマの功績を称え、彼女にふさわしい別れをするための多くの時間が残されている。しかし今、いつもそうであるように、エマはチェルシーのためにできる限り成功のシーズンにすることだけを考えている」
また、トッド・ベーリー会長は「エマのチェルシーへの貢献を軽視することはできない。彼女は女子フットボールのパイオニアで、フットボール界で非常にリスペクトされている。私たちはこれからの数カ月間を彼女と一緒に働き続けられることを楽しみにしている」とコメントした。
2012年からチェルシーを指揮するヘイズ監督は、ここまでの11年余りでFA女子スーパーリーグ4連覇を含む6度の優勝や5度の女子FAカップ制覇など、多くのトロフィーをチームにもたらした。また、2020-21シーズンにはクラブ史上初の女子チャンピオンズリーグ決勝進出にもチームを導いた。
なお、複数のイギリスメディアが伝えたところによると、ヘイズ監督は来夏からヴラトコ・アンドノフスキ監督の正式な後任としてアメリカ女子代表チームの指揮官に就任することが濃厚だ。
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