プレミアリーグは、エヴァートンに対して勝ち点10はく奪の処分を科した。
現地時間17日、プレミアリーグは声明の中で「独立委員会は、プレミアリーグのプロフィタビリテ&サステイナビリティ規則(PSRs)への違反に対してエヴァートンFCに10ポイントの勝ち点はく奪を科した。今年の初めにプレミアリーグはクラブを告訴し、独立委員会にこの件を委ねた」と伝え、以下に続けた。
「手続きの中でクラブは2021-22シーズンまでの期間にPSRsの違反があったことを認めたが、違反の程度は係争中だった。先月の5日間のヒアリング後、独立委員会はエヴァートンが当該期間に1億2450万ポンドの損失を出したことを見つけ出した。独立委員会は勝ち点10はく奪の形でスポーツ面での制裁を科すべきという結論に至った。この制裁は直ちに効力を持つ」
これを受け、エヴァートンは声明の中でプレミアリーグの決定を非難し、異議申し立てを行う意思があることを通達したと発表した。
「エヴァートンFCは、プレミアリーグの委員会の裁決に衝撃を受け、失望している。クラブは、委員会が完全に不相応で不公平なスポーツ面での制裁を科したと信じている。クラブはすでにプレミアリーグにこの決定に対して異議申し立てを行うための意思を通達した。制裁の厳正さや深刻さは、公平ではなく合理的なものでもない」
プレミアリーグの財務規則違反の可能性が浮上していたエヴァートンに対しては、昨シーズン中から調査が行われていた。これによると、クラブはプレミアリーグが許容する3シーズンで1億500万ポンド(約196億円)の損失を大幅に上回る3億7180万ポンド(約692億円)の損失を計上したと伝えられていた。
この処分の結果、エヴァートンは勝ち点14の14位から勝ち点4の19位に転落。1954-55シーズンからイングランド1部リーグに在籍し、1992-93シーズンのプレミアリーグ創設からも降格を経験したことのない数少ない名門の1つだが、シーズン序盤から早くも厳しい状況に陥った。
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