ミランは日本時間7日、フィオレンティーナと敵地で対戦したが、ラッファエレ・パッラディーノ率いるチームに先制点を許したうえ、2度のPKのチャンスをふいにするなどして、1-2の敗戦を迎えた。
そんな中、ミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏ら『ダゾーン・イタリア』の解説陣が番組「DAZN Serie A Show」に出演。テオ・エルナンデスとタミー・エイブラハムがキッカーを務めて失敗に終わったPKシーンに注目した。元イタリア代表FWのルカ・トーニ氏はまず、「偉大なPKキッカー」について語っている。
「偉大なPKキッカーとなるためには、最後の瞬間までGKの動きを観察しなければならない。だがそれは決して簡単ではない。最後までゴールを決めるためにどちらに蹴るか、観察する冷静さが必要だ」
前半アディショナルタイムに与えられたPKでは、当初、アルバロ・モラタがボールを抱えていたが、その後、テオがボールを受け取ってPKを蹴り、キャリアで7回中3度目の失敗に終わった。だが指揮官のフォンセカは、クリスティアン・プリシッチがキッカーであることを明言しており、物議を醸している。
これについて、トーニ氏は「キッカーが決まっているのなら、キッカー本人が譲る相手にボールを渡すべきであり、それ以前に、そもそもキッカー本人が蹴るべきだ。3-0とか4-0で勝っているのでなければね」と主張。するとアンブロジーニ氏が「その通りだ」と続け、プリシッチがチームメートに譲ったPKを厳しく批判した。
「利他主義なら別の状況で行うべきだ。(インテルの)ラウタロ・マルティネスは、(3-0でリードしていたUEFAチャンピオンズリーグのツルヴェナ・ズヴェズダ戦でメフディ)タレミに譲ったが、タレミはその前にアシストを2回記録していたのでチャンスが与えられた。このような姿勢なら良い。だが0-0のシーンなどで、私がキッカーなら利他主義にはなれない。自分が蹴るだけだ」
ラツィオOBのマルコ・パローロ氏も、キッカーのプリシッチがアピールをするべきであったと主張。「ピッチにいた選手の問題でもある。プリシッチがボールを取って『僕がキッカーだ。みんな向こうへ行け』と言うべきなんだ」との見解を示した。
するとトーニ氏は「だが問題は、他の選手たちがプリシッチの邪魔に入っていることだ」と指摘。「他の選手たちこそ、彼にPKを譲るよう求めたり、ボールを抱えたり、『僕が蹴りたい』と言ったりするべきではない。それがキッカーに対するリスペクトだ」と結論付けた。
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