前節でレッチェに3-0と勝利し、消化試合の少ないインテルを追い越して首位に浮上したユヴェントス。マッシミリアーノ・アッレグリは、日本時間28日のエンポリ戦を前に記者会見に出席し、意欲を示した。順位表では19位に沈むものの、指揮官交代後の前節において9戦ぶりの勝利を収めたダヴィデ・ニコーラのチームへ警戒を強めた。
「チームの状態は良い。明日は難しい試合が待っている。良いパフォーマンスを見せられるように努めたい。エンポリは指揮官を交代し、モンツァ戦で大勝したばかりだ。勝利はピッチで勝ち取らなければならないだけに、リスペクトをもって挑まなければならない」
前節を終え、インテルと1ポイント差でスクデット争いを繰り広げるユヴェントス。アッレグリは、シーズン後半戦の戦いに自身の見解を示した。
「インテルがスクデット争いの本命だ。偉業を成し遂げているインテルと僅差であり、比較されることが光栄だ。だが、我々はここで満足してはならない。首位に浮上したことは冷静に受け止めている。インテルは1試合少なく、我々は気づいてすらいなかった。それにミランも上がってくる可能性がある」
「バランスを保ち、目の前の1試合のことを考えるのが大切だ。いまから数カ月後のことを考えても無駄だ。カルチョにおいて、上手いと言われても、翌日にはそうでない時もある。バランスを保つことこそ力になる」
「自分たちのやっていることを信じる必要がある。確信を持つことが重要だ。シーズン終了後に我々よりもうまかったチームがあれば、拍手を送るつもりだが、我々自身に限界を定めるつもりはない。確信を持たなければならない」
ユーヴェはカルチョ界のシナー
さらにアッレグリは、インテルとユヴェントスの対決をテニス界のヤニック・シナーvsノヴァク・ジョコヴィッチに例える意見に対し、自身の考えを明かした。
「シナーとジョコヴィッチとの比較はどうだろうか。優勝するためにはポイントを稼ぎ、自分たちのことに集中しなければならない。シーズン後半戦でポイントを獲得することは難しく、偉大なメンタルとバランス力が求められる。シナーには拍手を送りたいが、ジョコヴィッチはいつ見ても素晴らしい。どちらに似ているかと言われれば、若いチームのユーヴェがシナーでインテルがジョコヴィッチだ」
ユーヴェ指揮官は、生え抜きの20歳の逸材MFファビオ・ミレッティに言及すると、今後の成長に期待を寄せた。
「ミレッティは2003年生まれだが、すでに今シーズンは15試合くらいに出場し、ユーヴェで通算50試合以上に出場している。この年齢で簡単なことではない。良いところもあれば、そうでないところもあるが、彼のポテンシャルには非常に満足している。これからさらに良いパフォーマンスを見せてくれるだろう」
(C)Getty images
放送・配信予定
- ユヴェントス vs エンポリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年1月28日(日)日本時間2:00
- 実況:松原稜典
- 会場:アリアンツスタジアム
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